KizunaBridge、外国人介護人材の介護福祉士国家試験対策で実証開始

株式会社KizunaBridgeは、厚生労働省が推進する「リビングラボ」事業の一環として、SOMPOケア株式会社が運営するリビングラボ「Future Care Lab in Japan」の協力のもと、実証実験を開始しました。SOMPOケアが運営する介護付きホームで働く外国人介護人材32名を対象に、学習アプリ「KizunaCare」を活用して介護福祉士国家試験対策を実施します。実際の就労環境の中でアプリを利用し、働きながら合格を目指せる学習支援のあり方を検証します。
外国人介護人材の国家試験対策における課題

介護現場で働きながら介護福祉士国家試験の合格を目指す外国人材は年々増加しています。技能実習生・特定技能1号の受験者数は、第36回の2,546人から第38回には10,923人へと増加しました。一方で合格率は第36回が40.5%、第37回が33.3%、第38回が33.5%と、直近では約3人に1人にとどまっており、就労しながらの継続的な試験対策が課題となっています。
外国人介護人材は業務と並行し、専門知識に加えて日本語の問題文や専門用語を理解しながら学習を進める必要があります。勤務形態が一人ひとり異なる中で、限られた時間を活用した継続的かつ効率的な学習環境が求められています。
実証実験の概要と対象
今回の実証実験では、SOMPOケアで勤務する外国人介護人材が「KizunaCare」を利用して学習を行います。
- 実施期間:2026年9月〜12月
- 対象者:SOMPOケアで勤務する外国人介護人材 32名
- 対象国:インドネシア、ミャンマー、ベトナム、フィリピン
- 実施内容:介護福祉士国家試験対策コンテンツを中心に、勤務前後や空き時間を活用してKizunaCareで学習。管理者向けサービス「KizunaHub」を活用し、学習状況を確認しながら支援を実施
働きながら続けられる学習設計と管理機能
KizunaCareは、仕事と両立しながら継続して学べる仕組みを取り入れています。学習面では、母国語による動画講義で専門知識を理解した上で、日本語の過去問をベースとした問題演習に取り組みます。問題文の漢字にはふりがなが付き、分からない言葉をタップして母国語での意味や日本語の発音を確認できるほか、解答後には「やさしい日本語」と母国語を併記した解説を確認できます。

また、過去10年分の介護福祉士国家試験の過去問を分析し、出題範囲を細かなトピックに整理しているため、スマートフォンから短時間で学習を進めることが可能です。さらに管理者向けサービス「KizunaHub」により、教育担当者が一人ひとりの進捗を把握し、必要な学習者へ声掛けやフォローを行える環境を整えています。
実証実験における主な検証項目
本実証では、働きながら取り組む国家試験対策が試験結果にどうつながるかを検証します。主な検証内容は以下の通りです。
- 本実証参加者の介護福祉士国家試験の合格率
- 試験直前に実施する模擬試験と、本試験の得点の変化
- 勤務と両立しながら、継続的に学習へ取り組めたか
- 母国語による動画講義や「やさしい日本語」と母国語を併記した解説が、国家試験対策に役立ったか
- 管理画面による学習状況の可視化が、教育担当者による学習支援に活用できたか
株式会社KizunaBridgeの概要
- 代表取締役:永井亮治
- 所在地:東京都小金井市
- メール:nagai.ryoji@kizunabridge.com
- URL:https://kizunabridge.com/
本記事は株式会社KizunaBridgeの発表をもとに作成されています。
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