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音楽授業ツール提供のTutteoが日本法人設立 国内導入130校突破

音楽授業向けクラウドサービス「Flat for Education」を提供するTutteo Limited(欧州本社)は、日本国内でのサポート体制強化を目的に、2026年3月19日に100%出資子会社「株式会社Tutteo Japan」を神奈川県横浜市に設立した。同サービスの国内導入校数は、2026年9月末時点で小・中・高等学校、特別支援学校、大学等を対象に130校を突破している。日本法人を通じて、日本語サポートや日本円での決済、学校の予算編成に沿った導入支援を国内拠点から提供している。

日本法人設立の背景とサポート体制の拡充

文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」により全国の学校で1人1台端末の整備が進む一方、音楽科では学校全体で担当教員が1名のみという事例も多く、教員1人あたりの業務負担の大きさや生徒ごとの習熟度の差への対応が課題となっている。Tutteo Limitedは欧州本社から日本の教育現場へサービスの提供を重ねてきたが、日本語でのサポートやスムーズな取引を求める声に対応するため、国内の販売・サポート・導入支援を一元的に担う日本法人として株式会社Tutteo Japanを設立した。

日本法人の設立後は、従来のメール対応に加え、オンラインで画面を共有しながらの操作説明や電話対応が可能となった。国内拠点からの日本語カスタマーサポート、日本法人発行の日本語の見積書・請求書、日本円決済に対応し、予算編成期(10月〜2月)や年度替わりなど学校特有の意思決定サイクルに合わせた支援を行っている。

音楽授業専用プラットフォーム「Flat for Education」の機能

「Flat for Education」は、楽譜の作成・編集から生徒への課題配信・回収、リアルタイムの共同編集、演奏録音の提出、採点・返却までをWebブラウザ上の一つの画面で行えるプラットフォームである。世界全体では2026年9月末時点で2,200校以上の導入実績がある。Chromebook、iPad、Windows端末などに対応し、Google ClassroomやMicrosoft Teamsとの連携も備えている。

料金体系は以下の通りとなっている。

  • 学校向けプラン:生徒1人あたり年額500円(税込)、教員は無料、最低30ライセンスから(応相談)、学校全体・学年単位での導入
  • 教員個人プラン:教員1人から利用可能、1人あたり年額10,000円(税込)、生徒は後から追加可能

児童のオンラインサービス利用に関する国際基準であるCOPPA・GDPRに対応するほか、いかなる反対規定があっても生徒データを行動ターゲティング広告を行う目的で利用することはないとしている。

授業準備の効率化と多様な学習者への対応

本ツールでは、楽譜作成やパート譜作成、音源出力、リコーダーの運指表示などを数クリックで処理でき、教材準備にかかる時間を削減できる。教員が作成した教材や生徒が作成した楽譜は個人のアカウントに紐づくため、教員の異動時や生徒の卒業後もデータへのアクセスが担保される。

また、学びのユニバーサルデザイン(UDL)の観点を取り入れ、音符の色分けや階名自動表示、アクセシビリティ基準(WCAG 2.1 AA)への準拠により、視覚や聴覚など複数の感覚を使った学習環境を提供する。教員と1対1で演奏や歌声を録音・提出できる「パフォーマンス課題」機能や、リアルタイムの共同編集機能も備えている。

代表取締役の久保山 弥希氏は「国内拠点の設立を、製品をお届けするだけでなく、先生方の声に耳を傾け、授業づくりに寄り添う体制の出発点にしたいと考えています」と述べている。今後は、導入校向けの日本語研修やサポート体制の拡充、授業モデルづくり、実践を共有できる場づくりを進めていくとしている。

株式会社Tutteo Japan 概要

  • 会社名:株式会社Tutteo Japan
  • 設立:2026年3月19日
  • 代表者:代表取締役 久保山 弥希、Pierre Rannou(共同代表)
  • 所在地:〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町5丁目14番地 クアドリフォリオ8階
  • 事業内容:音楽授業向けICTツール「Flat for Education」の日本国内における販売・サポート・導入支援
  • 親会社:Tutteo Limited(2015年設立、英国(UK)本拠地)
  • Webサイト(日本語):https://flat.io/ja/edu

本記事は株式会社Tutteo Japanの発表をもとに作成されています。

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