高校3年生の86.0%が授業理解も約9割が後日解けず 武田塾調査
学習塾「武田塾」を展開する株式会社A.verは、2026年の夏休み期間中に学校・塾・予備校・オンラインなどで授業や解説を受け、後日同じ分野の問題に取り組んだ高校3年生100名を対象に、高校3年生の「わかったつもり」に関する実態調査を実施した。調査の結果、86.0%が授業や解説を「その場で理解できた」と実感した一方、そのうち約9割が後日ひとりで解けなかった経験を持つことが明らかになった。
理解できたと感じた生徒の約9割が後日ひとりで解けず

2026年の夏に受けた授業や解説について「その場で内容を理解できた」と感じたことがどの程度あったかを尋ねたところ、「かなりあった」が25.0%、「ややあった」が61.0%となり、合わせて86.0%に達した。

続いて、理解できたと感じた分野について後日ひとりで問題を解こうとして解けなかった経験があるかを聞いたところ(n=86)、「何度もある」が26.7%、「何回かある」が52.3%、「一度だけある」が10.5%となり、合計89.5%が解けなかった経験があると回答した。「一度もない」は7.0%、「わからない/答えられない」は3.5%だった。

解けなかった理由の最多は「理解したつもりになっていただけだったから」
ひとりで問題を解けなかった経験がある回答者を対象にその理由を聞いたところ(複数回答、n=77)、「理解したつもりになっていただけだったから」が45.5%で最も多く、次いで「解き方の手順を思い出せなかったから」が40.3%、「問題の出され方が変わると対応できなかったから」が40.3%、「授業や解説を受けてから時間が経ったから」が36.4%となった。

振り返ると内容を理解した気になっていたと感じる行動については(複数回答、n=77)、「間違えた問題に赤ペンで正解を書き込む」が49.4%で最多となった。次いで「解説を聞きながらノートを写す」が35.1%、「解答や解説をそのまま書き写す」が32.5%、「重要な箇所に蛍光ペンで線を引く」が29.9%、「ノートをきれいにまとめる」が27.3%、「参考書や解説を繰り返し読み返す」が26.0%と続いた。
なお、解けなかった分野で受けていた授業や解説の形式は(複数回答、n=77)、「学校の授業や補講」が62.3%、「解説動画」が28.6%、「映像授業やオンライン授業」が26.0%、「塾・予備校の対面授業」が22.1%、「家庭教師・個別指導」が9.1%だった。

ひとりで解けなかった後の心情や行動を尋ねたところ(複数回答、n=77)、「このままで間に合うのか不安になった」が49.4%と約半数を占めた。さらに「勉強へのモチベーションが下がった」が33.8%、「自分の実力に自信をなくした」が31.2%、「あとでやり直そうと思ったまま放置した」が28.6%となった。一方で「勉強のやり方を見直すきっかけになった」は20.8%だった。

授業や解説を受けた後に内容を理解できたか確かめるために現在行っていること(複数回答、n=100)としては、「ノートや解説を読み返している」が45.0%、「解答や解説を見ながら解いている」が35.0%、「解き方を頭の中で思い浮かべている」が31.0%となった。一方、「授業で扱った問題を何も見ずに解き直している」は27.0%、「内容を人に説明してみている」は10.0%にとどまっている。
秋以降に取り入れたい勉強法は「参考書を使って自力で進める」が最多

秋以降の勉強で取り入れたいことや引き続き行っていきたいことを聞いたところ(複数回答、n=100)、「参考書を使って自力で進める」が42.0%で首位となった。次いで「毎日の勉強内容を具体的に決めて進める」が37.0%、「解き方を自分の言葉で説明できるようにする」が34.0%、「苦手分野を基礎までさかのぼってやり直す」が33.0%、「定期的に確認テストで定着度を測る」が28.0%だった。
自由回答(n=96)では、「秋以降は志望校の過去問演習を本格的に進め、傾向の把握と苦手分野の克服に重点を置きたいです」や「夏までに固めた基礎をベースに、秋以降は志望校の過去問題集と模試の徹底的な復習を取り入れ、本番を見据えた実践力を養いたいです」などの声が寄せられた。

なお、独立行政法人大学入試センターによると、2027年度大学入学共通テストは2027年1月16日・17日に実施予定で、10月2日に出願受付が締め切られている。
調査概要と会社情報
調査の概要および株式会社A.verの会社概要は以下の通り。
- 調査名称:高校3年生の「わかったつもり」に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2026年9月10日〜2026年9月25日
- 有効回答:2026年の夏休み期間中に、学校・塾・予備校・オンラインなどで授業や解説を受け、後日同じ分野の問題に取り組んだ高校3年生100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

- 会社名:株式会社A.ver
- 設立:2004年12月7日
- 本社:〒113-0033 東京都文京区本郷2丁目8-3 天野ビル本館4階
- TEL:03-5840-7678
- 事業内容:学習塾「武田塾」の運営
- URL:https://www.takeda.tv/
本記事は武田塾(株式会社A.ver、URL:https://www.takeda.tv/ )の発表および、独立行政法人大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト受験案内」( https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r9/r9_jukenannai.html )をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



