WixがBase44の新プロダクトBase Codeを提供開始 既存コードの共有環境を構成
Wix.com Ltd.(NASDAQ:WIX)は、AI搭載アプリ開発プラットフォーム「Base44」において、既存のコードベースをクラウド上の共有開発環境に接続する独立型プロダクト「Base Code」の提供を開始しました。ゼロからアプリ開発を始める個人やチームを対象とするBase44に対し、Base Codeは既存のコードベースを持つプロダクト企業向けに設計されています。これによりBase44は、新規プロジェクトだけでなく運用中の本番環境ソフトウェアにも対応するAIプラットフォームの一つとなりました。
GitHub接続でクラウド環境を自動構築
Base Codeでは、ユーザーがGitHubリポジトリを接続すると、AIエージェントがコードベースを把握して動作環境をクラウド上に構成します。複雑なリポジトリにも対応し、データベースやインフラストラクチャ、サンプルデータのセットアップまでを実行してライブプレビューを表示できる状態を整えます。
環境構築後は、開発経験を問わずチームメンバーがチャットを通じて変更作業を行えます。変更内容はライブプレビューで確認したうえでプルリクエストとして反映でき、既存のレビューおよびリリースのプロセスはそのまま維持されます。
非エンジニアとの共同作業とセキュリティ機能
組織内での小さな変更作業が開発者に依存しボトルネックになる課題に対し、Base Codeは変更作業用のクラウド共有環境をチーム全体へ提供しつつ、レビューとリリースの権限は開発者が保持する仕組みを提供します。
主な機能の特徴は以下の通りです。
- ローカル環境のセットアップ不要で、どこからでもチームで開発:クラウド上で動作するため環境構築が不要で、ブラウザーやモバイル端末からアクセスし、AIチャットを通じてコードベースに変更を加えられます。
- 自然言語での構築とライブプレビュー:チャットで変更内容を指示して結果をリアルタイムにプレビュー確認できます。AIモデルは複数のモデルから選択可能です。
- チーム全体での共同作業が可能に:プロダクトマネージャー、デザイナー、QA、オペレーションの担当者がエンジニアと並行して変更作業を行い、同一のライブプレビューを確認しながら開発を進められます。
- エンタープライズグレードのセキュリティガバナンス:インポート元を承認済みのGitHub組織に制限できるほか、シークレット情報は暗号化保存されてブランチ間で共有され、リポジトリには記憶されません。
関係者による製品展開の狙い
Base44 最高製品責任者のヨアブ・オルレブ(Yoav Orlev)は、Base Codeによってエンジニア主導のレビュープロセスを保ちながら他部門のメンバーが既存コードベースへ直接変更作業を行える環境が整い、本番環境のコードベースを持つ企業への提供を通じてBase44の新たな市場展開につながるという見方を示しています。
また、Wix.com Japan株式会社 日本法人代表の積田英明は、既存の開発資産とレビュープロセスを活かして現場のメンバーが改善案を形にし検証できる環境を提供し、日本企業が現場の知見を活かしてより良いサービスを継続的に届けられるよう支援していく意向を表明しています。
提供状況および関連情報
Base Codeは、すべてのBase44ユーザー向けに提供されています。記載機能の一部は発表時点では英語版でのみ利用可能となっており、日本語を含むその他の言語は段階的に導入される予定です。
Base44およびWix.comの概要は以下の通りです。
- Base44:自然言語でアプリを構築できるAI搭載プラットフォーム。2024年にマオール・シュロモによって創業されたBase44 Inc.は、2025年6月にWix.com Ltd.に買収されました。
- Wix.com Ltd.:2006年に設立され、2025年にBase44を買収したデジタルプレゼンス構築・管理・成長支援プラットフォーム。
- プレスルームURL:https://ja.wix.com/press-room
本記事はWix.com Ltd.の発表をもとに作成されています。
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