富山に全国の人気回転寿司店が集結、ご当地回転寿司フェス
株式会社回転寿司プラットフォーム・ジャパンは、能登半島地震からの復興支援を目的とした「能登半島地震復興支援ご当地回転寿司フェスティバル」の実行委員会を立ち上げた。同社は回転寿司評論家の米川伸生氏が代表を務める企業で、中堅中小の回転寿司企業に経営支援を行うとともに、回転寿司に関するイベントを企画している。
今回のフェスティバルは、2024年10月31日から11月4日まで、富山県高岡市の高岡テクノドームで開催される予定だ。全国から15~20店舗の人気回転寿司店が集結し、それぞれの地域色豊かな寿司を提供する。売上の一部は義援金として寄付される。
実行委員長の米川氏は、「能登半島を抱く北陸地方は全国で最も回転寿司熱が高い地域」と述べ、被災地支援のチャリティイベントを北陸で行えることに意欲を示した。また、回転寿司のご当地性など新たな魅力を伝えることにも期待を寄せている。
回転寿司にはご当地性があり、北陸ではホタルイカや白えび、のど黒などの地域食材が使われている。その土地ならではの寿司を味わえるのがご当地回転寿司の魅力だ。
また今回のフェスティバルは、「寿司といえば、富山」のブランディング戦略の一環としても位置づけられている。富山県ブランディング推進本部の会合でも、富山県が協力する民間主体の寿司関連イベントとして紹介された。
米川氏は過去にも、中国の禁輸で行き場を失ったホタテを救うために、回転寿司企業6社と協力して「プロジェクトホタテ」を実施。業界の垣根を越えた取り組みで注目を集めた。
今回の「能登半島地震復興支援ご当地回転寿司フェスティバル」も、回転寿司業界の結束力を示す取り組みとして、そして被災地支援と地域の魅力発信の場として期待される。