女性300人に聞いた競馬の魅力と不安、メディアジョッキー意識調査
株式会社メディアジョッキーは、2024年12月に全国の30代女性300人を対象に、競馬に対する意識調査をネットリサーチで実施した。調査項目は、競馬への興味度合い、競馬を楽しむ理由、競馬に対するリスク認識の3点だ。
調査の結果、30代女性の半数以上が競馬に興味を持っていることが明らかになった。この背景には、競馬場の環境改善やイベントの充実など、競馬のイメージアップ戦略が功を奏していると考えられる。
競馬に期待するものについては、「競馬場の雰囲気やイベントを楽しみたい」と答えた人が16.9%と、男性とは異なる傾向が見られた。男性の場合、ギャンブル性や投資感覚が強いのに対し、女性は競馬場そのものを楽しむ傾向にあるようだ。
一方で、競馬に対する不安や懸念については、「お金を失うリスク」が66.1%と最も多く、次いで「ギャンブル依存症になるリスク」が上位に挙がった。女性の方が現実的にリスクを捉えている傾向が見て取れる。
今回の調査から、30代女性の競馬に対する意識は高まっているものの、ギャンブル要素に対する警戒心も強いことが分かった。競馬業界としては、女性客のニーズを的確に捉えつつ、リスク管理についても丁寧に説明していくことが求められそうだ。