JAL SKY MUSEUMが「iF DESIGN AWARD 2024」金賞受賞

2024年3月19日、日本航空(JAL)の体験型施設「JAL SKY MUSEUM」が、世界72ヵ国から11,000件を超える応募の中から、「iF DESIGN AWARD 2024」の最優秀賞である金賞を受賞した。この賞は、アメリカのIDEA賞、ドイツのレッドドット・デザイン賞と並び、世界3大デザイン賞の一つとされている。

「JAL SKY MUSEUM」は、2021年7月にリニューアルオープンしたJALの次世成プログラム「空育®」の一環として設立された。この施設は、株式会社aircord(総合企画・運営・開発)、The Shift株式会社(デザイン)、株式会社6D-K(アートディレクション・デザイン)、mumedesign(設計・デザイン)の4社が共同で受賞した。

「iF DESIGN AWARD」は、プロダクト、パッケージ、コミュニケーション、サービスデザイン、建築、インテリア/建築、プロフェッショナルコンセプトの7つのカテゴリで、世界中から参加した132名のデザイン専門家で構成する審査委員会が討議し、各分野の年間優秀デザインを表彰する。

審査員のコメントによれば、「JAL SKY MUSEUM」の評価のポイントは、日本のフラッグ・キャリアであるJALのストーリーを伝えるとともに、格納庫では航空機整備士の日々の仕事を垣間見ることができる点だ。施設はアクセシビリティを向上させるために全面的に改装され、内容は常に更新可能で、多言語対応もされている。空に届くデザインは、金賞受賞にふさわしいと評された。