テラドローン、電線共同溝の3D設計支援ツールTerraDuct3Dを10月提供へ
Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:徳重 徹)は、電線共同溝の3D設計を支援するツール「TerraDuct3D」を2026年10月13日に提供開始すると発表した。AutoCAD、IJCAD、ARESに対応し、既存のCADに機能を追加する形で提供される。作図環境の変更やCADの新規導入を伴わずに、電線共同溝の3D設計に対応できるソリューションとなっている。
開発の背景と電線共同溝設計の課題
国土交通省は2026年6月2日に「第3次無電柱化推進計画」を決定した。同計画では、令和8年度からの5年間を対象に、新規整備の完了延長約1,000km、計画策定約4,000kmという目標が示されており、無電柱化の主要な手法である電線共同溝の工事量は今後さらに増加が見込まれている。
電線共同溝の設計においては、道路線形や地形に沿った管路配置に加え、管路同士の離隔や土被りの確保、掘削形状や土量の算定など多くの条件を満たす必要があり、従来の検討や照査、図面作成には多くの手間がかかっていた。また、3次元設計への対応には専用ツールの新規導入や環境見直しが必要になる場合もあり、コストや習熟面での負担が現場の課題となっていたことから、TerraDuct3Dの開発に至った。
既存CAD環境を活用できる製品特徴
TerraDuct3Dは、使い慣れたCADの環境を維持しながら導入できる設計支援ツールとなっている。主な特徴は以下の通り。
- 既存CADへの機能追加:AutoCAD、IJCAD、ARESに機能を追加する形式で利用可能で、ライセンスの買い直しや作図環境の入れ替えを伴わない
- 既存の道路線形の活用:作図済みの道路線形を管路の経路として利用可能
- 習熟しやすい操作性:CADの基本操作は従来通りのまま、画面に並ぶ項目をキー1つで選択する方式を採用
設計から図面出力までをカバーする機能群
本ツールは、地形データの読み込みから設計、照査、土量算定、図面出力までの一連の工程に対応している。
LASやXMLの地形データを読み込んで道路線形に沿った管路配置を行うほか、特殊部やマンホールを標準型式から選んで設置できる規格テンプレートを備え、CSVによる型式の追加登録にも対応する。また、土被りや管同士の離隔を許容値と照合して条件を満たさない箇所を図面上に表示する設計チェック機能や、法勾配と離隔から掘削形状を生成して土量を算出する機能を備える。さらに、掘削断面を同時に作図する横断図・縦断図の出力機能や、IFC2X3形式での出力およびCSVによる入出力といったデータ連携機能を持つ。
製品概要と今後の展開
Terra Drone株式会社は、無電柱化の推進に伴う工事の増加を見据え、本ツールを通じて設計業務の効率化と標準化を支援し、測量・設計分野のソリューション拡充と現場での活用を推進していくとしている。
- 製品名:TerraDuct3D
- 提供開始:2026年10月13日
- 対応CAD:AutoCAD、IJCAD、ARES
- 提供元:Terra Drone株式会社
- 問い合わせ先(BIM/CIM担当:宇都本):ict@terra-drone.co.jp / https://forms.gle/GdqiuiGDsKzK9eKT8
本記事はTerra Drone株式会社の発表および国土交通省の公表情報をもとに作成しました。
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