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ファストドクター調査、精神科の対面受診先を49.6%が確保できず

ファストドクター株式会社は、精神科・心療内科のオンライン診療サービス「ファストドクター メンタルオンライン」の利用者667人を対象に、対面での受診先を探した際の状況に関する調査を実施しました。その結果、全回答者の49.6%が条件の不一致や近隣に医療機関がないことを理由に、受診先を確保できていなかったことが明らかになりました。また、受付につながった302人においても、50.7%が提示された最短の待機期間について「1か月以上」と回答しています。

予約申込み前の段階で約半数が対面の受診先を確保できず

調査によると、オンライン診療を利用する前に対面の精神科・心療内科を探したものの「条件が合わず予約の申込みまで至らなかった」と答えた人が42.4%(283人)、「そもそも近隣には精神科・心療内科がない」と答えた人が7.2%(48人)に上りました。これらを合わせると全回答者667人の49.6%(331人)となり、予約を申し込む前の段階で対面の受診先を確保できていない実態が浮き彫りとなっています。

回答者の属性は20代から50代が84.4%を占め、性別は女性58.5%、男性39.3%でした。居住地は全47都道府県にわたり、居住環境は政令指定都市・県庁所在地以外の市が56.8%を占めました。自覚症状・悩み(申込時の自己申告)としては、「対人関係の悩み・適応障害(あるいはその疑い)」が57.3%、「うつ病・うつ状態(あるいはその疑い)・気分の落ち込み」が54.1%と多く挙げられています。

問い合わせを行った人の6割超が予約不可や受診拒否を経験

対面の受診先を探した403人を対象に状況を尋ねたところ、64.8%(261人)が少なくとも1件以上の医療機関で予約ができなかった、または受診を断られたと回答しました。3件以上に及んだ人も28.8%(116人)に達しています。

予約に至らなかった理由(複数回答)では、「初診は数ヶ月(または数週間待ち)と言われ、待てないと判断した」が65.0%(262人)で最多でした。次いで「現在、初診の新規受付を停止していると言われた」が36.0%(145人)、「電話がまったくつながらなかった、またはWeb予約が常に埋まっていた」が29.5%(119人)となりました。

提示された最短の初診待機期間は50.7%が1か月以上

対面の医療機関から提示された最も短い待機期間について、「そもそも予約が取れない」と答えた61人(16.8%)を除く302人の回答を集計したところ、50.7%が「1か月以上」でした。内訳は「1か月〜2か月」が32.5%(98人)で最も多く、2ヶ月以上だった人も18.2%となりました。階級値を用いた参考推計による平均待機日数は39.9日と算出されています。

厚生労働行政推進調査事業の研究班が全国の精神科診療所を対象に実施した先行調査では、初診待機日数は平均20.9日、中央値14日と報告されています。両調査は調査対象や手法が異なるため単純比較はできないものの、今回の患者向け調査では提示された待機期間がより長期側に分布する結果となりました。

症状悪化への不安からオンライン診療を選択

対面の受診先を探した後にオンライン診療を受診した403人に選んだ最大の理由を尋ねたところ、54.8%(221人)が「予約待ちの期間が長すぎて、それまで症状が持ちそうにないと思ったから」と回答しました。また、全回答者667人のうち56.8%が、現在のオンライン診療という選択肢がなかった場合について「医療や専門家に繋がれないまま、症状がさらに悪化していたと思う」と回答しています。

同社は、患者にとっての初診待機には受診先を探して問い合わせを重ねる過程も含まれるとの見解を示し、今後も医療アクセスに関する調査と情報発信を継続するとしています。

調査概要および会社概要

精神科につながるまでの患者調査2026 第一弾

  • 調査実施:ファストドクター株式会社
  • 調査対象:「ファストドクター メンタルオンライン」利用者
  • 調査方法:オンラインアンケート
  • 調査期間:2026年6月19日〜6月28日
  • 集計対象:667件

ファストドクター株式会社

  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3
  • 設立:2016年8月
  • 代表者:菊池 亮(医師)・水野 敬志
  • URL:https://fastdoctor.jp/corporate/

本記事はファストドクター株式会社の発表をもとに作成されています。

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