契約担当者の76.4%が期限見逃しを経験 日本パープルが実態調査結果を発表
株式会社日本パープルが実施した「契約書の『締結後管理』に関する実態調査 2026」によると、契約書管理の見直しを始めている担当者の76.4%が過去1〜2年に契約期限を見逃した経験を持つことが分かりました。また、84.8%が「電子契約ツール」と「契約書管理システム」の違いを説明できないと回答しています。電子契約ツールの利用者のうち50.1%は、締結後の契約書を別の場所へ移しているか、管理できていない状況にあることも明らかになりました。
契約期限の見逃し経験は76.4%に上る
過去1〜2年に契約書の更新や解約などの期限を見逃した経験について尋ねたところ、「ある(1〜2回)」が50.1%、「ある(複数回)」が26.2%となり、合わせて76.4%が見逃しを経験していました。「ない」は16.5%でした。
見逃した経験がある352名にその影響を複数回答で尋ねた結果、最も多かった回答は「実害はなかったが、発覚後の対応に時間がかかった」(32.1%)でした。次いで「不要な契約が自動更新され費用が発生した」が23.3%、「法的リスクが生じた」が17.9%となっており、期限の見逃しが費用や法的なリスクにつながる事例も報告されています。さらに、期限の確認・通知・社内共有に月3時間以上かけている担当者は64.4%に達しています。
8割超が電子契約ツールと管理システムの違いを説明できず

「電子契約ツール」と「契約書管理システム」の違いへの理解度では、「なんとなく違うのはわかるが説明できない」が51.4%、「同じものだと思っていた」が24.7%、「違いを意識したことがなかった」が8.7%となり、合わせて84.8%が違いを説明できないと答えました。「明確に説明できる」とした担当者は15.2%にとどまります。

検討の段階別で違いを説明できない割合を見ると、比較をまだ始めていない担当者(164名)で90.2%、近いうちに比較を始める担当者(154名)で85.1%、すでに比較している担当者(143名)でも78.3%でした。比較検討の段階に入っていても、締結の仕組みと締結後に管理する仕組みの違いが十分に共有されていない状況がうかがえます。

電子契約利用者の半数が締結後の保管や管理に課題
電子契約ツールで締結した後の契約書の管理状況について、ツールを利用している381名に尋ねたところ、「別の場所(共有フォルダ、Excel台帳等)に移して管理している」が30.2%、「管理できていない、または放置状態になっている」が19.9%となり、合わせて50.1%に達しました。「専用の契約書管理システムで管理している」は25.2%、「電子契約ツール内でそのまま保管している」は24.7%でした。
調査元の株式会社日本パープルは、電子契約の導入後も管理課題が残る要因として、締結の電子化と締結後の管理が別のものとして扱われていない点を挙げています。また、担当者の異動・退職時の引き継ぎで困った経験がある担当者が73.5%に上ることから、締結後の置き場所の統一や通知体制、前任者の記憶に頼らない引き継ぎの仕組みを整える重要性を指摘しています。
調査概要

- 調査名:契約書の「締結後管理」に関する実態調査 2026
- 調査期間:2026年4月21日~4月27日
- 調査主管:株式会社日本パープル
- 調査対象:従業員50〜299名の企業で、契約書の管理・閲覧・確認に関与し、契約書管理の見直しを始めている担当者
- 有効回答数:461名
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
本記事は株式会社日本パープルの発表をもとに作成。
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