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Piezo Sonicがスタートアップワールドカップ2026九州予選で優勝

熊本県八代市に本社を置く株式会社Piezo Sonicは、2026年10月6日(火)に熊本城ホールで開催されたビジネス・ピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2026」九州予選で優勝しました。全国約250社の応募から選出されたファイナリスト10社によるコンテストを勝ち抜き、日本代表として2026年11月に米国サンフランシスコで開催される世界大会への出場権を獲得しました。同社は独自の超音波モーターをコア技術としており、世界大会を通じて海外での事業連携や市場開拓につなげていく方針です。

独自の超音波モーター技術と実績

株式会社Piezo Sonicは、AIの判断を現実世界の動きへと変えるモーションテクノロジーカンパニーとして事業を展開しています。同社のコア技術である独自の超音波モーター「ピエゾソニックモータ」は、代表取締役の多田 興平が28年以上にわたって取り組んできた研究開発をもとに、従来の超音波モーターの課題であった寿命を改善したものです。

ピエゾソニックモータは、精密な位置決め、低速での高いトルク、電力を消費しない位置保持を特長とし、非磁性仕様ではMRIなどの強磁場環境にも対応します。現在、ピエゾソニックモータは世界220社以上で採用され、医療機器や光学・計測機器などに使用されています。また、自律移動ロボット「Mighty」は国内12社に導入されています。

九州予選のプレゼンテーションには多田 興平が登壇し、「AIが『頭脳』なら、モーターは『筋肉』」という考え方を示しました。AIの判断を実際の動作へと変える技術の重要性を説き、同社の技術的優位性を説明しました。

一般的な電磁モーターとは異なり、ピエゾソニックモータは圧電セラミックの微細な振動を回転運動へと変換します。減速用のギアを介さずに対象を直接動かすことができるため、歯車の隙間によるガタつき(バックラッシュ)が生じず、微小な動きを正確に伝達できます。さらに、摩擦を利用する駆動構造によって電源を切った後も位置を保持できるため、「精密に動かす」ことと「狙った位置を保つ」ことの両立が可能です。

多田 興平は優勝に際し、「目指すのは、フィジカルAIを支えるモーションテクノロジーのグローバルスタンダードです」と述べ、世界大会を通じてパートナーとの出会いにつなげたい意向を示しました。

医療からロボティクスへ広がる事業展開

同社は、医療機器や精密機器への採用実績をもとに、ロボットの関節動作や屋内外の自律移動へと技術の提供領域を拡大しています。医療分野では手術支援ロボットへの組み込み、半導体・精密機器分野では精密ロータリーステージの開発を進めています。

今後はヒューマノイドや人と関わるロボットの関節アクチュエータへの展開を見据えているほか、自律移動プラットフォーム「Mighty」を通じた物流や建設、インフラ保守現場への導入も進めています。2026年11月の世界大会では、海外企業や研究開発機関との接点を広げ、共同開発や技術導入を目指すとしています。

大会概要と企業情報

スタートアップワールドカップは、ペガサス・テック・ベンチャーズが主催するグローバルビジネス・ピッチコンテストです。世界各地の予選を勝ち抜いた代表企業が米国サンフランシスコでの世界大会に集まり、世界決勝戦では優勝投資賞金100万米ドルを懸けて競います。

  • 九州予選開催日:2026年10月6日(火)
  • 九州予選会場:熊本城ホール
  • 世界大会開催地:米国 サンフランシスコ
  • 世界決勝戦:2026年11月6日(金)
  • 主催:ペガサス・テック・ベンチャーズ
  • 大会公式サイト:https://www.startupworldcup.io/

株式会社Piezo Sonicの概要は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社Piezo Sonic
  • 代表者:代表取締役 多田 興平
  • 設立:2017年12月
  • 本社:熊本県八代市鏡町有佐1302
  • 中央事業所:東京都大田区大森南4-6-15 テクノFRONT 森ヶ崎507

本記事は株式会社Piezo Sonicの発表をもとに作成されています。

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