国連合唱団が2026年10月に全国4都市で平和コンサート開催へ 日本加盟70周年
国連合唱団平和コンサート実行委員会は、日本の国連加盟70周年を記念し、ニューヨークの国連本部に勤務する職員らによって構成される国連合唱団(United Nations Staff Recreation Council Singers)を迎えた「国連合唱団平和コンサート」を2026年10月に開催します。10月13日(火)の東京公演を皮切りに、長崎・京都・広島の全国4都市を巡る予定です。本事業では公演の開催に加え、音楽による平和宣言の発信や地域社会との交流などを通じて平和の文化の促進を目指します。
1947年設立の合唱団による5度目の来日
国連合唱団(UN SRC Singers)は、1947年にニューヨークの国連本部職員によって設立された合唱団です。さまざまな国籍や文化的背景を持つ団員が所属し、音楽を通じて人々の相互理解と平和への願いを伝える活動を続けています。これまでにアメリカ、イギリス、ブラジル、南アフリカ、中国など世界各地で音楽交流を実施してきました。
日本への来日は2006年、2009年、2012年、2015年に続き、今回で5度目となります。今回の日本公演では、各国の民族音楽や平和をテーマとした楽曲がそれぞれの言語で披露される予定です。
全国4都市での公演と次世代交流
公演は東京、長崎、京都、広島の4都市で実施され、国連合唱団と日本の音楽家や地域の合唱団などが共演します。東京公演には、国連合唱団平和コンサート親善大使を務めるシンガーソングライターの佐藤ひらりさん、食と平和の特使を務めるYaeさん、歌手の加藤登紀子さん、ケニアの伝統楽器を演奏する世界で唯一の女性アニャンゴさんらが出演します。東京2020パラリンピック開会式で国歌独唱を行った佐藤ひらりさんは、国連合唱団との共演も予定しています。
また、各都市ではコンサートだけでなく学校訪問や学生・地域住民との交流も行われます。次世代を担う若者が異なる文化や価値観に触れる機会を設け、日常の中に平和の文化を育む取り組みが進められます。
全国4都市の公演日程と会場は以下の通りです。
- 東京公演:2026年10月13日(火) 国連大学 ウ・タント国際会議場(東京都)
- 長崎公演:2026年10月15日(木) 長崎県美術館(長崎県)
- 京都公演:2026年10月19日(月) ロームシアター京都 サウスホール(京都府)
- 広島公演:2026年10月21日(水) コジマホールディングス西区民文化センター(広島県)
被爆国・日本から発信する「音楽による平和宣言」
本事業のもう一つの柱として「音楽による平和宣言」が掲げられています。国籍や言語、文化の違いを越えて人々をつなぐ音楽の力を平和な社会づくりへつなげることを目指し、以下の4つの理念が設定されています。
- 音楽を「平和のことば」とする
- 文化芸術を対話の架け橋とする
- 未来の世代に平和の響きを継承する
- 世界に向けて希望のハーモニーを届ける
各地の公演会場で宣言の採択が予定されているほか、オンラインや紙を通じた賛同・署名活動も展開されます。被爆国である日本から国連加盟193か国に向けて平和文化の大切さを発信する計画で、賛同署名は公式特設サイト(https://uns-jp70thconcert.jp/)から参加できます。


本公演に際し、アントニオ・グテーレス国連事務総長からメッセージが寄せられました。メッセージの中で事務総長は、日本の国連加盟70周年を記念した国連合唱団の来日へ感謝を示すとともに、音楽が平和の言葉として異なる文化や背景を持つ人々を結びつける力を持つことを強調しています。さらに、日本が長年にわたり外交や対話を通じて平和に貢献してきたことに触れ、本公演が連帯を育み争いのない未来を築く契機となることへ期待を寄せています。


本記事は国連合唱団平和コンサート実行委員会の発表をもとに作成しました。
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