民放公式テレビ配信サービス「TVer（ティーバー）」は2024年の利用状況や利用動向をまとめた「数字で見るTVer」を公開した。

2024年におけるリアルタイム配信・ライブ配信の再生数は、ニュース速報やスポーツコンテンツといった世間の関心が高い番組の配信と連動して増加。日別では、能登半島地震に関するニュース速報を配信した1月1日の再生数が最多となった。10月26日の衆議院議員総選挙では、リアルタイム配信や「24時間ニュースライブ」で選挙結果を配信し多くの視聴者を集めた。パリ2024オリンピック™をはじめ、サッカーのFIFAワールドカップ2026アジア最終予選やプロ野球のSMBC日本シリーズ2024などのスポーツライブ配信時にも再生数が増加した。

番組検索数ランキングでは、TBSテレビ『水曜日のダウンタウン』が最多の381万件を記録。上位10番組中9番組がバラエティ番組だった。6位のフジテレビ『海のはじまり』は第1話でTVer再生数の歴代最高記録を更新し話題を集めた。

都道府県別の利用動向では、1人あたりの再生数、再生時間ともに宮崎県が1位。クロスネット局のある県が上位となる傾向があり、居住地域の放送では見られない番組もTVerで楽しまれていることがうかがえる。

TVerは今後もコンテンツの拡充を図り、ユーザーの期待に応えるべくサービスの向上に尽力していく方針だ。