ライカの写真賞各賞が発表、LOBA一般部門にファイズリン氏が選出
ライカカメラ社は、ドイツ・ウェッツラーのLeica Weltで開催された「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」において、第46回ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)などの受賞者を発表した。一般部門はダミル・ファイズリン、新人部門はライラ・アンマリー・スティーブンスが選ばれたほか、新設されたLOBA Women Grantの初代受賞者としてヴァレンティナ・スィニスが選出された。また、メキシコの写真家グラシエラ・イトゥルビデへ2026年度ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワードが授与された。



一般部門の受賞者にはダミル・ファイズリンが選出され、賞金40,000ユーロと10,000ユーロ相当のライカカメラ製品が贈呈された。受賞作品「Preserving Nature as Preserving Ourselves」は、ロシア南部の北コーカサスに位置するダゲスタンの山々における自然や生活環境に焦点を当て、人々と自然の均衡が直面する危機を記録している。

ファイズリンは、写真について「現実を簡略化するのではなく、私たちが現実の複雑性に気づけるよう手助けする1枚であることが大切だと考えています」と述べている。同賞は5名の審査員により400を超える応募作品から選ばれ、一般部門には約50か国、130名を超える写真業界の専門家から推薦を受けた作品が集まった。
新人部門と新設のLOBA Women Grant


新人部門であるライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワードには、ライラ・アンマリー・スティーブンスの「Clayton Sisterhood Project」が選ばれ、賞金10,000ユーロと「ライカQ3」が贈呈された。作品は、ニューヨークのクイーンズからノースカロライナ州クレイトンに移り住んだ姉妹と姪たちの共同生活を中心に、現代の親族関係や黒人女性が残す遺産を探求している。同賞の選考は、18か国、28の教育機関および大学との連携によって実施された。
新カテゴリーのLOBA Women Grant初代受賞者には、ヴァレンティナ・スィニスの「The Last Butterflies」が決定した。武力による抵抗運動に参加するため故郷を離れたクルド人女性たちに焦点を当てたプロジェクトで、支援金10,000ユーロと「ライカQ3」の授与に加え、制作期間中に専門家によるサポートが提供される。完成した作品は来年のLOBAで発表される予定となっている。


殿堂入りを称えるライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード

写真を通じて世界に影響を与えてきた写真家を讃える2026年度ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワードは、グラシエラ・イトゥルビデに授与された。同賞の受賞者はこれで15名となった。受賞を記念し、ライカギャラリーウェッツラーでは5つのシリーズから50点以上の作品を紹介する写真展が2027年1月まで開催されている。
あわせて、1986年にメキシコ・オアハカで撮影された「フチタン」シリーズの作品《Na’ Lupe Pan》が2026年度ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤーに選出され、世界各地のライカギャラリーを通じて販売される予定となっている。なお、今年のLOBA最終候補作品は2027年2月18日までエルンスト・ライツ・ミュージアムにて展示されている。
- 本社所在地:ドイツ・ウェッツラー(第2工場:ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカン)
- 拠点・店舗:世界各地に独自の販売会社、約120のライカストア、約30箇所のライカギャラリーを展開
- 主な事業内容:カメラ、レンズ、スポーツオプティクス、眼鏡レンズ、腕時計の製造・販売、モバイルイメージング分野やホームシネマ向けプロジェクター市場への参入
- 公式サイト:https://leica-camera.com
本記事はLeica Camera Japanの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



