広島県が仏レストランガイドのラ・リスト2027で特別賞を受賞
フランス発祥のレストランガイド「ラ・リスト(LA LISTE)2027」の特別賞において、広島県が「ガストロノミーの新たな目的地賞」を受賞した。10月5日(月)に駐日フランス大使公邸で行われた授賞式には吉松副知事が登壇した。式典に合わせて開かれたレセプションでは広島県のPRブースが出展され、県産食材を使った料理や日本酒が来場者に振る舞われた。
若手育成と地元食材の取り組みにより特別賞を受賞
広島県が受賞した賞の名称は「ガストロノミーの新たな目的地賞(Prix de Nouvelle destination gastronomique)」。受賞理由として、12年続く和食、13年続く洋食の県主催コンクールを礎に、広島は若手育成を重ね、優れた地元食材とともに本物の美食の地としての地位を確立した点が挙げられている。
授賞式に登壇した吉松副知事は、広島県民を代表して賞の授与に感謝の意を示すとともに、広島を訪問して海や山の恵みを楽しんでほしいと呼びかけた。



授賞式に合わせて開催された「ラ・リスト レセプション」では、広島県のPRブースが出展された。会場では、歴史と伝統を受け継ぐ広島和牛「比婆牛」を使用し、広島の日本酒に合う料理が振る舞われた。
あわせて県産日本酒の試飲会も行われ、酒蔵関係者が広島の酒の魅力を伝えた。このほか、広島県からは株式会社タカキベーカリーと株式会社きのこや本舗も出展し、PRを実施した。


PRブースで料理を担当したのは、以下の2名の料理人である。
- 勇崎 元浩(ゆうざき もとひろ)氏:1998年に渡欧し、スイスのルツェルン、ルガノ、フランスのパリのレストランにて修業。2000年に広島市内に「ル・トリスケル」をオープン。2023年5月G7広島サミット総理夫人主催夕食会を担当。2023年1月フランスの食文化の普及に功績があった人に贈られる勲章、フランス農事功労章シュヴァリエを受章。2023年11月 厚生労働省 卓越した技能者「現代の名工」を受賞。2025年ラ・リスト特別賞「地域社会振興賞」を受賞
- 滝本 夏菜(たきもと かな)氏:第8回ひろしまシェフ・コンクール成績最優秀者(2021年度)(コンクール挑戦時はリーガロイヤルホテル広島所属)(ユヌパンセ(港区東麻布)修業中)
出展した酒蔵は以下の通り。
- 藤井酒造株式会社(広島県竹原市)
- 株式会社三宅本店(広島県呉市)
- 賀茂泉酒造株式会社(広島県東広島市)
料理人育成と日本酒ブランド化の取り組み


広島県では2014年から西洋料理、翌年から和食の「ひろしま料理人コンクール」を開始した。成績優秀者の中には、海外での研修を終えて広島県内で開業したり、県内ホテルの料理長に就任したりするなど、活躍の場を広げている。
また、2014年には県内酒造会社と連携して「広島県日本酒ブランド化促進協議会」を設立した。現地販売代理人等の設置による小売店やレストランへの営業活動の実施やプロモーション、情報発信等を通じ、フランスを中心としたブランド化と販路拡大を図っている。
ラ・リスト(LA LISTE)は、2015年に創設されたフランス発祥のレストランガイドである。世界200ケ国の40,000軒以上の優れた美食の店をリスティングしている。世界各国のグルメガイドブックやSNSなどの料理評価をもとに独自のアルゴリズムで計算し、「世界トップレストラン1000店」などを決定してアプリで案内している。「特別賞」では、食の世界を担う一員として実践する、現代のガストロノミーへの貢献者にフォーカスして受賞者を決定している。
- ひろしま料理人コンクール:https://hiroshima-shokudo.com/article/article-1586/
- ラ・リスト(LA LISTE):https://www.laliste.com/
本記事は広島県の発表をもとに作成されています。
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