新潟県の起業・創業支援事業が始動

公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)は、新潟県内での起業・創業や創業間もない企業の成長をサポートするため、3つの助成金の申請受付を開始した。

1つ目は「U・Iターン創業応援事業」で、新潟県外から県内に移住し起業する方や、県内在住の県外出身の大学院生等が起業する場合に対象となる。助成限度額は上限200万円で、助成率は1/2以内。東京圏から移住した場合は、最大100万円の移住支援金が市町村から追加で交付される。

2つ目は「ベンチャー企業創出事業」で、県内で創業する者や創業5期以内の中小企業者が対象。独創的な技術やアイデアによる事業で、県内企業の活性化や雇用創出、県内経済の向上に効果が見込まれる事業が助成対象となる。助成限度額は上限500万円で、助成率は2/3以内。

3つ目は「ベンチャー成長加速化支援事業」で、創業3年から10年程度の中小企業者が対象。社会的課題解決や新常態の適応の視点に立ち、イノベーティブなアイデア・技術にデジタル技術を付加・活用した新たな事業で、付加価値額または従業員一人あたり付加価値額の向上が見込まれる事業が助成対象となる。助成限度額は上限300万円で、助成率は1/2以内。

いずれも募集期間は令和6年5月7日から6月7日までで、書類審査を通過した事業計画については二次審査が行われる。NICOは「新潟県の産業をもっと元気に」を使命に、チャレンジする企業を応援している。