GEM Partners株式会社が、2024年の「推しエンタメブランド価値ランキング」を発表した。このランキングは、同社が提供するデータ分析サービス「推しエンタメブランドスコープ」において、9,000を超えるエンタメブランドの価値を調査し、＜推しファン人数＞＜支出金額＞＜接触日数＞などから算出した総合指標＜推しエンタメブランド価値（単位：GEM）＞をもとに順位付けしたものだ。

総合部門で1位に輝いたのは、ボーイズグループの『Snow Man』。8,045GEMを記録し、2年連続の首位獲得となった。10月には4thアルバム「RAYS」の発売や初の5大ドームツアーを控えるなど話題が集中し、支出金額が前月から21億円増加したことが好調の要因とみられる。

2位は7,380GEMを記録した『ONE PIECE』。7月にコミックの109巻が発売され、Mr.Childrenとのコラボムービーも話題を集めた。さらに連載27周年を迎えるなど盛り上がりをみせ、接触日数が前月から大幅に上昇した。

前年から大きく躍進したのは、18位から5位に上昇した『機動戦士ガンダム』だ。1月末に公開された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が大ヒットを記録。すべての指標で伸長し、推しエンタメブランド価値を押し上げた。

急上昇ランキングでは、『ハイキュー!!』が1位に。2月公開の劇場版が好調だった。2位は『機動戦士ガンダム』、3位は配信シングルを多数リリースした『Mrs. GREEN APPLE』が入った。

2024年は、アニメ関連のエンタメブランドが総合TOP10の半数以上を占めるなど存在感を示した。一方で、2年連続1位の『Snow Man』は唯一の8,000GEM超えを記録。安定した人気を誇っている。