MATEOSがローデ・シュワルツのCMX500に対応 SAR測定を自動化
マイクロウェーブファクトリー株式会社は、SAR測定ソフトウェアMATEOSにおいて、ローデ・シュワルツのCMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタのサポートを追加しました。両社は協業を通じて、Schmid & Partner Engineering(SPEAG)のcSAR3DベクトルアレイシステムとCMX500を1つのワークフローに統合しました。これにより、単一のソフトウェアインターフェースから測定プロセスを制御し、5G NRおよびLTEデバイスにおけるSAR測定の自動化を実現します。
CMX500とcSAR3Dの統合で測定プロセスを効率化
MATEOSは、CMX500とSPEAGのcSAR3Dベクトルアレイシステムをシームレスに統合するソフトウェアです。単一のソフトウェアインターフェースにより、5G NRスタンドアロン(SA)、5Gノンスタンドアロン(NSA)、LTEデバイスのSAR測定を自動化します。
従来はCMX500テストプラットフォーム上で手動による呼設定や個別のセットアップ作業が必要でしたが、今回の統合によってセットアップ時間を大幅に短縮できるようになりました。
自動化の要望に対応し適合性評価を支援
今回の統合は、CMX500とSPEAGのSARシステムを使用していた顧客からのSAR測定自動化の要望に応えて開発されました。現在の実装では、5G NRスタンドアロン、5G NRノンスタンドアロン、LTEをサポートしており、モバイルデバイスの開発や認証における安定かつ効率的なSAR測定への需要に対応します。
比吸収率(SAR)測定は、モバイルデバイスが人体への曝露限度に適合していることを確認するために不可欠とされています。5Gデバイスや無線技術が進化を続ける中、デバイスメーカーや試験機関、認証ラボにとって、高速かつ自動化された信頼性の高いSAR測定ワークフローの重要性が高まっています。
これまでもSAR試験分野で協業してきたローデ・シュワルツとSPEAGは、CMX500をMATEOSに統合することで無線デバイステストの提供範囲を拡大し、自動化されたワークフローによって最新の5G NRおよびLTEデバイスのSAR測定効率化を支援していく方針です。
関連企業の概要
本件に関わる各社の情報は以下の通りです。
マイクロウェーブファクトリー株式会社(MWF)
- 設立:20年前
- 事業内容:電磁工学分野における先進的なワイヤレス、車載レーダー、電磁両立性、航空宇宙、防衛技術向け試験ソリューションの提供
- 沿革・認証:2014年からCornes Technologiesグループの一員。ISO 9001およびISO/IEC 17025の認証を取得
Schmid & Partner Engineering AG(SPEAG)
- 事業内容:静的から光周波数までの電磁界の近傍・遠方場を評価するための数値ツールおよび機器の開発・製造
- 主な用途:携帯電話の電磁安全性、設計最適化、MRI、医療用インプラントなど
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
- 本社情報:Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.は1933年にドイツ・ミュンヘンでDr. Lothar RohdeとDr. Hermann Schwarzによって設立
- 日本法人:2003年に完全な独立会社として発足
- 国内事業:自動車、ワイヤレスコミュニケーション、エレクトロニクス、航空防衛などの分野で製品販売およびサービス・サポートを展開
本記事はローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社の発表をもとに作成しました。
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