阪神電鉄、2月に利便性向上のダイヤ改正
阪神電気鉄道株式会社は、2025年2月22日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した。今回の改正では、平日昼間時間帯の「快速急行」の増発、昼間時間帯の「快速急行(神戸方面)」の所要時間短縮、昼間~夕方時間帯の阪神なんば線「普通」(準急・区間準急を含む)の10分間隔化及び尼崎における本線接続列車の「急行」(一部は快速急行)への統一、深夜時間帯の「特急」新設などが主な内容だ。
平日昼間時間帯の「快速急行」(大阪難波~神戸三宮間)は、現在の1時間当たり2本(30分間隔)から1時間当たり3本(20分間隔)に増発される。これにより、西九条、九条、ドーム前や大阪難波、近鉄線方面への乗換えなしの直通列車が増加し、アクセスが向上する。九条で「OsakaMetro中央線」又は西九条で「JRゆめ咲線」(桜島からバス)に乗り換えることで、2025年4月開幕予定の大阪・関西万博の会場(夢洲)までアクセスできる。
また、平日・土休日昼間時間帯の下り(神戸方面)「快速急行」の停車時間等を見直し、大阪難波から神戸三宮への所要時間が平均43分から41分に短縮される。
阪神なんば線では、平日・土休日昼間~夕方時間帯の「普通」(準急・区間準急を含む)の運転間隔を、現行ダイヤの最大13分から概ね10分間隔とする。尼崎における本線との接続列車を「急行」(一部は快速急行)に統一することで、乗り換えのお客様に分かりやすいパターンダイヤとなる。
深夜時間帯では、平日・土休日の大阪梅田24時00分発「急行 甲子園行き」を「御影行き」に行先変更し、運転区間を延長。さらに、大阪梅田24時15分発「特急 神戸三宮行き」を新設する。これにより、神戸三宮への最終列車が大阪梅田発で30分、大阪難波発で22分それぞれ繰り下げとなり、大阪梅田エリア、大阪難波エリアの滞在時間が拡大する。
阪神電気鉄道では、今回のダイヤ改正を通じて利便性の向上を図り、顧客の期待に応えていく方針だ。2025年2月22日以降の時刻表は、2025年1月上旬頃から阪神電車ホームページで確認できるとのことである。