日産、web3活用の新サービス「NISSAN PASSPORT BETA」を開始
日産自動車は、ブロックチェーン技術を活用した新サービス「NISSAN PASSPORT BETA」を2025年1月から開始すると発表した。本プロジェクトでは、web3の概念や特性を生かし、自動車メーカーとユーザーの垣根を越えたサービスと体験を提供する。
まず、12月5日から特別体験に参加できる限定配布のメンバーシップNFTの応募を開始する。NFTは、ユーザーの嗜好に合わせて4つのタイプから選択可能で、日々のアクションに応じて進化する。また、web3のサービスに不慣れなユーザーでも安心して利用できるよう、当選者を対象に専用ウォレットを提供する。
【メンバーシップNFT 4つのタイプ】
- 「FUTURISTIC」 最新のトレンドと革新的な体験を重視する未来志向のイノベーターへ
- 「PERFORMANCE」 クルマの持つ魅力、圧倒的な走行性能を追求する愛好家へ
- 「CLASSIC」 築き上げてきたDNA、永遠の名車を愛する人へ
- 「SMART LIFE」 快適な移動体験とスマートな生活を追求する人へ
さらに、コミュニケーションアプリ「Discord」を活用し、ユーザー同士や日産と直接つながることができる特別なコミュニティを期間限定で開設。コミュニティ内の活動や貢献度合いに応じて特別なロール(デジタルバッジ)が手に入り、ユーザーのクルマ愛や日産とのつながりを可視化する。
2025年3月下旬からは、コミュニティ参加や各種ミッションの達成などのアクションに応じてトークンを付与し、限定特典や特別な体験と交換できるリワードプログラムを開始予定だ。
日産は今後も、web3テクノロジーを活用し、より利便性の高いサービス創出や他企業とのコラボレーションを行い、ユーザーに満足してもらえる体験の提供を目指す。
NISSAN PASSPORTプロジェクトは、web3領域における各分野のリーディングカンパニーとの協業により実現する。NTTデータがプラットフォームの開発、Crypto Garageがブロックチェーン連携システムの開発、Polygon LabsがNFTの発行に使用するPolygon PoSチェーンの提供、TOPPANがコミュニティプラットフォームの専用システム開発、Unyteがコミュニティ活性化システムの開発およびアドバイザリー、マネックスグループがコミュニティ運営、TBWA HAKUHODOがプロジェクト全体の体験設計および推進を担当する。
各社の専門性を結集し、ユーザーにとって安全で使いやすく、かつ革新的な体験を提供できるプラットフォームの構築を目指す。今後もサービスの拡充と進化に努めていく。