腕時計に求めるのは「デザイン性」 高級ブランドは資産価値で選ぶ?

株式会社しんげんが運営する主婦向け情報メディア「SHUFUFU」が、腕時計に関するアンケート調査を実施した。調査は2024年4月にインターネットで行われ、腕時計を持っている男女200人(男性78人、女性122人)を対象とした。

普段の腕時計の使用頻度については、「たまに使用している」が38%で最多となった。次いで「ほぼ毎日使用している」が26.5%、「まあまあ使用している」が21%という結果だった。「ほぼ毎日使用している」では男性の割合が高かった。

腕時計に求めることについては、1位が「デザイン性」で65.5%、2位が「時間の見やすさ」で58%だった。機能性よりも見た目を重視する人が多く、アクセサリーとしての需要が高いことがうかがえる。

機会があれば最も購入したい高級腕時計ブランドでは、「高級腕時計に興味がない」が36%で最多となった。実質1位の高級ブランドは「ロレックス」で20%だった。ロレックスは高級腕時計の定番ブランドだが、値上がりの話題も多く、資産価値の高さに注目が集まっているようだ。

高級腕時計に興味がない理由としては、「使い勝手や耐久性を重視するため、高級品は扱いに気をつけなければならず着けたくない」「盗難が怖い」などの意見が挙げられた。一方、ロレックスを選んだ理由では、「資産価値があり、リセールバリューも高い」点が評価されていた。

また、女性からは「カルティエ」への支持が多く見られた。昔からの憧れのブランドで、女性らしい華奢なデザインが好まれているようだ。

今回の調査から、腕時計は必須アイテムではなくなりつつあるものの、アクセサリーとしての役割を求める人が多いことがわかった。高級腕時計への興味は二極化しており、機能性や耐久性を重視する層と、資産価値やブランドイメージを重視する層に分かれている。