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マツリズムが能登町であばれ祭後夜祭を開催 関係人口と祭りの未来を対話

一般社団法人マツリズムは、2026年10月4日(日)に石川県能登町宇出津で「あばれ祭 後夜祭 ―3年間の振り返りとこれから―」を開催しました。本イベントは、同団体が能登で行ってきた活動を地域住民へ報告するとともに、人口減少が続く地域において、外部から継続的に関わる「関係人口」とともにこれからの祭りのあり方を考える目的で実施されたものです。当日は地域内外からのべ30名以上が集まり、過去3年間の取り組みの共有や、祭りの未来についての対話が行われました。

3年間の活動報告とあばれ祭の未来を巡る対話

あばれ祭は、毎年7月に能登町宇出津で行われる能登半島を代表する祭りで、「宇出津のキリコ祭り」として石川県指定無形民俗文化財に指定されています。マツリズムは2018年から能登との関係を重ねており、あばれ祭には2022年から代表の大原学が参加してきました。能登半島地震が発生した2024年からは、担ぎ手不足といった地元のニーズに応じ、地域外から参加者を募るプロジェクトを継続して実施しています。祭りへの一時的な参加にとどまらず、準備や片付けを含めて地域の担い手とともに支え、関係が続く仕組みづくりに取り組んできました。

後夜祭の第一部として行われた「報告会・対話会」では、マツリズムが2024年から3年間行ってきた活動や、2026年の取り組みを写真や参加者の声とともに報告しました。クロストークでは、外部参加者の受け入れにおける留意点や課題が共有されたほか、参加者がグループに分かれて「これからのあばれ祭でどんな景色を見たいか」「その景色を残し、つくっていくために、自分たちに何ができるか」をテーマに意見を交わしました。

対話では、現在約40基あるキリコの数が減っても人が力強く担ぐ姿を残したいという意見や、継続的な関係性の構築、地元主体での運営と応援体制の両立に関する意見などが挙がりました。担い手が減少する中で、あばれ祭らしさを維持しながら地域外の関わり手とともにいかに支えるかが課題となっています。

地元食材を囲んだ交流会で深まる親睦

第二部の「交流会」では、あばれ祭に関わった地域住民や参加者が集まりました。会場にはあばれ祭で使用されるキリコが設置され、太鼓や笛のパフォーマンスが行われたほか、参加者が能登の食材を用いて調理した食事や地酒を囲み、地域内外の参加者が親睦を深めました。

能登半島では過疎化や2024年の能登半島地震に伴い、祭りの担い手不足や宿泊場所、資金の確保、運営体制などの課題が続いています。マツリズムは、今回の対話で得られた意見や地域のニーズを踏まえ、祭りを起点として地域と関係人口をつなぐ新たな取り組みを検討していく方針です。

若手参加支援や企業連携による関わりの広がり

マツリズムが主催するあばれ祭参加プログラムには、2024~2026年の3年間でのべ約80名が参加しました。2026年は能登町宇出津の川原町・仙人町を受入町会とし、事前研修からキリコの準備・運行・片付け、ヨバレ、事後の振り返りまでを実施しました。

2026年の取り組み実績は以下の通りです。

  • プログラム参加者:23名(うちリピーター11名、30歳以下のU30参加者11名)
  • 大学生向け事前研修:74名(東京大学49名、金沢大学25名)
  • 参加後アンケート満足度:4.79/5(回答者14名全員が4または5と評価)
  • 来年もぜひ参加したい:71%(条件付きを含めると回答者全員が来年も参加希望)

また2026年は、サントリーホールディングス株式会社の支援による30歳以下への参加費割引や事前研修などの経済的・学び支援を実施したほか、タイガーモブ株式会社と連携し、将来的な企業研修での活用を見据えたプログラムを共同で構築し、8名が参加しました。

「あばれ祭 後夜祭」の開催概要は以下の通りです。

  • 日時:2026年10月4日(日)
  • 第一部 報告会・対話会(13:30~15:30):能登うしつ荘
  • 第二部 交流会(17:00~21:00):大屋根広場
  • 主催:一般社団法人マツリズム
  • 協力:notonowild、一般社団法人能登のキリコ祭りDMO、サントリーホールディングス株式会社、株式会社EN DINING
  • 後援:能登町
  • 協賛:千葉アカデミー、清水荘

一般社団法人マツリズムは「祭の力で人と町を元気に」をミッションに掲げ、担い手不足に悩む地方の祭りと都市部の若者や外国人をつなげる事業「Ma-tourism」などを展開しています。

  • 所在地:東京都文京区千駄木2-10-17-103 清水荘 ENGAWAWORK
  • 代表理事:大原 学
  • 設立:2016年11月
  • URL:https://www.matsurism.com

本記事は一般社団法人マツリズムの発表をもとに作成しています。

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