二川宿本陣資料館で企画展大正期の東海道ブームが10月10日から開催へ
二川宿本陣資料館で、企画展「大正期の東海道ブーム」が令和8年10月10日(土)から11月23日(月)まで開催される。交通体系の近代化により東海道の徒歩旅行が過去のものとなる一方、東海道を懐古し新たな感覚で捉え直した作品など45点が展示される。会期中には専門家による講演会やギャラリートークも実施される予定となっている。
交通の近代化と大正期の東海道回帰
宿駅制度の廃止から半世紀が過ぎた大正期には、全国的な鉄道網の発達やバスなど自動車輸送の登場により、交通体系の近代化が進んでいた。これに伴い、かつての東海道における徒歩旅行は過去のものとなっていった。
その一方で、東海道を懐古する動きも生じた。版元が東海道の風景を描いた浮世絵を多様な手法で復刻したほか、多くの画家や漫画家、文化人が東海道を旅して作品制作を行った。徒歩の旅への憧れや各所に残る文化的な蓄積への敬意や親しみを背景に、新しい技術や感覚によって時代に合った東海道を描きなおそうとする試みが展開された。

漫画絵巻など45点の作品を公開
本展では、そうした近代の東海道を巡る作品45点が展示される。
出品作の一つである岡本一平の「日本橋」(『東海道五十三次漫画絵巻』より)は、大正10-11年に漫画家たちが東海道を自動車旅行して制作・販売した絵巻である。太郎の父である一平はその中心人物として制作に携わった。
会期中に開催される関連催し
会期中には、関連イベントとして講演会とギャラリートークが予定されている。
- 講演会「漫画家が描いた大正期の東海道」
日 時: 10月10日(土) 午後2時~ 講 師: 佐藤弘隆氏(立命館大学デザイン・アート学部准教授) 会 場: 二川宿本陣資料館 企画展示室(定員50人、要申込、要入館料)
- ギャラリートーク
日 時: 10月31日(土) 午後2時~ 会 場: 二川宿本陣資料館 企画展示室(申込不要、要入館料)
企画展の開催概要
企画展「大正期の東海道ブーム」の概要は以下の通り。
- 会期: 令和8年10月10日(土)~11月23日(月) 午前9時~午後5時(入館は午後4時30 分まで)
※月曜日休館。ただし10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館し、翌日休館
- ところ: 二川宿本陣資料館(豊橋市二川町字中町65)
- 入館料: 一般 500円(400円)、小中高校生100円(80円)、豊橋市内在住の70歳以上100円
※( )内は30名以上の団体・前売料金。入館料にて本展も閲覧可能
- 展示点数: 45点
本記事は二川宿本陣資料館の発表をもとに作成。

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