みらい翻訳のAI音声翻訳、国際医療学会ICPM2026の全6会場に導入
株式会社みらい翻訳は、リアルタイムAI音声翻訳サービス「リスニングアシスタント」を、2026年9月24日〜26日に福岡国際会議場で開催された国際医療学会「ICPM2026」(The 28th World Congress of the International College of Psychosomatic Medicine)に提供した。主催事務局である九州大学大学院 医学研究院 心身医学分野が導入したもので、すべての講演・発表が英語で実施される環境下で活用された。3日間にわたり全6会場・全78セッション(ポスター討論を除く)で稼働し、延べ接続数は1,944件を記録した。

国際会議における多言語対応の課題とサービスの特長
学会などの国際会議では、会場数や並行セッション数が増えるほど通訳者の手配や機材の費用負担が大きくなりやすい。AI音声翻訳サービスでも参加者数や言語数、利用時間、会場数に応じて料金が加算される場合があり、コスト面の制約から言語対応をメイン会場などに絞る事例も見られる。
「リスニングアシスタント」は、利用日数に応じた料金体系を採用しており、同時に使用する会場数や同時接続数によって料金が変動しない。利用ID数に上限がなく、参加人数に応じたライセンス追加購入が不要な点が特徴となっている。機能面では、発話に対して遅延なく原文と訳文を表示でき、発話の切れ目を待たずに短い単位で順次表示される。また、会話内容のログを保持せず、AI学習への二次利用も行われないセキュリティ設計となっている。
全78セッションで約104時間稼働した実績
今回の「ICPM2026」では、Room1〜Room6の全6会場において英語から日本語への翻訳が提供され、WEB登壇の基調講演も対象に含まれた。Room1・Room2ではサブスクリーンに日本語の翻訳文を表示し、Room3〜Room6では参加者がQRコードから自身のPCやスマートフォンを通じて原文と翻訳文を閲覧する形式がとられた。
3日間・6会場での稼働時間は合計で約104時間に達し、延べ接続数は1,944件、最大同時接続数は192、平均は約80となった。会期中は事前の打ち合わせに基づき、株式会社みらい翻訳のスタッフが現地でモニタリングを行い、エンジニアが遠隔でログとサーバーアクセスを確認しながら対応したが、サポートが必要なトラブルは発生しなかったとしている。
学会事務局による評価
学会事務局を務めた九州大学病院 心療内科 助教 藤本 晃嗣先生は、「3日間・全6会場で「リスニングアシスタント」による翻訳環境を提供できたことで、本学の学生はじめ、多くの参加者の皆様に、「ICPM2026」の価値をより深く感じていただけたことと思います」とコメントしている。専門用語を含めた翻訳精度が評価された一方、機密データや未公開情報を扱う学会の特性を踏まえ、画面上での注意書き表示やデータ非保持の明示など、さらなる改善への期待も寄せられた。
「ICPM2026」の概要および提供元企業の詳細は以下の通り。
ICPM2026(The 28th World Congress of the International College of Psychosomatic Medicine)
- 会期:2026年9月24日(木)〜26日(土)
- 会場:福岡国際会議場
- 会長:須藤 信行(九州大学大学院医学研究院 心身医学 教授)
- 主催事務局:九州大学大学院医学研究院 心身医学分野
- 参加者:約1,300名
- 公式サイト:https://www.congre.co.jp/icpm2026/
※第67回日本心身医学会総会ならびに学術講演会と合同開催
株式会社みらい翻訳
- 所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目22番3号 渋谷東口ビル 2F
- 代表者:代表取締役社長 鳥居 大祐
- サービスURL:https://miraitranslate.com/voice-translate/meeting/
- 企業URL:https://miraitranslate.com/company/
本記事は株式会社みらい翻訳の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



