泉大津市でながら見守り登録者が約9倍に 10月14日に駅前でイベント開催へ
泉大津市で、散歩や通勤、買い物といった普段の生活の中で地域を見守る「ながら見守り」の登録者が急増しています。地域の防犯ボランティアの担い手不足が進む一方、手軽に参加できる仕組みにより現役世代を中心に防犯の輪が広がっています。同市は全国地域安全運動期間中の令和8年10月14日(水)に、南海泉大津駅前で活動の様子を発信するイベントを実施する予定です。
担い手減少の一方で登録者は約9倍に拡大
泉大津市内では、地域の防犯活動を担う防犯委員が令和4年度の455人から令和8年度には388人に減少しました。青色防犯パトロールの実績も、平成30年度の23台・613回から令和7年度には7台・141回に落ち込んでいます。
その一方で、日常の行動のついでに取り組む「ながら見守り」の登録者は、令和6年度末の72人から令和8年9月末には650人へと、約1年半で約9倍に増加しました。防犯のための特別な時間を確保せず、いつもの生活の中で周囲に目を配るスタイルが地域に浸透しています。


登録者の半数超を30~50代の現役世代が占める
警察庁の調査によると、全国の防犯ボランティア団体のうち、構成員の平均年代が60代以上の団体が75.8%を占めています。
これに対し、泉大津市の「ながら見守り」は、令和8年9月末時点で年齢を把握している登録者616人のうち、30~50代が331人と53.7%を占めており、半数を超えています。通勤や買い物、散歩などのついでに参加できる手軽さにより、決まった日時に集まりにくい現役世代へ活動が広がっています。
なお、この比較について、警察庁調査は「団体ごとの構成員の平均年代」であり、泉大津市の数値は「個々の登録者の年代構成」を示したものであるため、単純比較を行うものではないとされています。
日常の見守りから生まれる地域住民のつながり
登録者へのアンケートでは、日々の活動を通じて地域でのつながりが生まれた事例が報告されています。登下校中の子どもから声をかけられて励みになったとする40代の登録者や、塾帰りの小学生を後方から見守ることで自身も安心感を得たとする50代の登録者の声がありました。
また、別の50代の登録者からは、活動を通じて外出する機会が増えて健康に役立っていることや、同じ見守りグッズを身につけた人に対して仲間意識を抱くようになったという意見も寄せられています。
10月14日に南海泉大津駅前で活動を見える化
10月11日から20日までの全国地域安全運動期間に合わせ、泉大津市は日常の中で行われている見守り活動を周知する催しを駅前で実施します。
- 日時:令和8年10月14日(水) ① 午前8時~9時 ② 午後4時~5時
- 場所:南海泉大津駅前
- 主な内容:登録者が普段どのような活動を行っているかを示す「私は○○しながら」メッセージボードの紹介、市マスコットキャラクターおづみんと撮影できるフォトスポットの設置、新作「おづみんエコバッグ」の登録者への配布
本記事は泉大津市の発表および警察庁「令和7年12月末における防犯ボランティア団体の活動状況等について」をもとに作成しました。


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