日経リサーチとRelic、AIペルソナで事業検証するSaaSの提供を開始
株式会社日経リサーチと株式会社Relicは協業契約を締結し、ビジネスパーソンのAIペルソナを生成してユーザーリサーチを行うAI搭載SaaS「Idea Echo powered by NIKKEI AMP」を2026年10月8日より提供開始しました。
同サービスは、日経AIモニタープラットフォームを基盤とし、株式会社日経リサーチが収集した日経ID会員などのアンケートデータからAIペルソナを生成する仕組みです。株式会社Relicが持つ5,000社を超える新規事業開発の支援実績から得た実践知を組み込み、コストや期間の制約にとらわれない事業アイデアの検証環境を提供します。
従来の市場調査が抱える課題と協業の背景
新規事業や新サービス開発における市場調査では、従来の調査手法だと1回あたり数百万円の費用がかかるうえ、実施までに2〜3ヶ月を要するケースが一般的でした。特にBtoB領域では業種や職種によって調査対象者が限られ、信頼性の高い回答を集めること自体が難しいという課題が存在していました。また、調査結果を得られた場合でも、どの指標で評価して事業案の改善に反映すべきかという判断が担当者の経験に左右されやすい側面がありました。

約1,000万人規模の日経ID会員を対象とした調査サービスを手がける株式会社日経リサーチと、5,000社超の新規事業開発支援の実績およびAIプロダクトの開発力を持つ株式会社Relicが強みを持ち寄り、謝礼や待ち時間なしにリサーチを行える環境を構築しました。



Idea Echo powered by NIKKEI AMPは、AIが「その人ならどのように答えるか」を再現し、24時間いつでも事業アイデアへの反応を検証できるSaaSです。AIペルソナによる定性的なコメントに加え、データに基づいた定量的な反応や市場規模予測を確認できる設計となっています。
また、事業アイデアの検証に必要な観点やペルソナへ聞くべき観点があらかじめ組み込まれており、新規事業開発の経験が少ない担当者でも迷わずに検証を進められる構成になっています。
想定されている主なユースケースは以下の通りです。
- 新商品・新規事業アイデアの受容性や想定価格への反応を、正式な立ち上げ前に確認したい場合
- 新規事業アイデアについて、顧客候補から意見を集めて企画の品質を高めたい場合
- 大量に作られた事業アイデアの優劣をつけるために、顧客候補からの声を集めたい場合
- 市場規模を広げるための、潜在ターゲット候補を見つけたい場合
基盤となる技術と今後の展望
基盤となる日経AIモニタープラットフォーム(NIKKEI AMP)は、株式会社日経リサーチが開発したシステムで、実在のアンケート回答からAIペルソナを生成し、定量調査とチャット定性調査が可能です。他サービスとのAPI連携にも対応しており、手持ちのアンケートデータの利用や日経リサーチによる新たなデータ収集にも対応できます。
両社は今後、Idea Echo powered by NIKKEI AMPの提供を通じて実績を積み重ねるとともに、担当者がデータに基づいて意思決定できる環境づくりに取り組むとしています。
両社の概要
株式会社日経リサーチ
- 代表者:代表取締役社長 田中 直巳
- 所在地:東京都千代田区内神田2-2-1
- 設立:1970年10月
- 事業内容:市場調査、デジタルマーケティング、国際調査、世論調査、各種官公庁統計調査の実施請負、社会調査、日本経済新聞社が提供する国内最大級のデータベースのコンテンツ構築業務、日経各紙に掲載される企業関連の調査や企業情報を収集し、集計・分析する業務
株式会社Relic
- 代表者:代表取締役CEO 北嶋 貴朗 / 代表取締役CTO 大庭 亮
- 本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F
- 設立:2015年8月
- 事業内容:インキュベーションテック事業、事業プロデュース/新規事業開発支援事業、オープンイノベーション事業(スタートアップ投資、ファンド運営、共同事業/JV創出等)、イノベーター人材育成支援、地方創生・地域イノベーション事業、イノベーション・ワークプレイス事業
本記事は株式会社日経リサーチおよび株式会社Relicの発表をもとに作成しました。
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