由原かのん著 五穀の神隠し ねこまた 狸穴素浪人始末(二)が10月8日発売予定
光文社は、由原かのん氏による文庫書き下ろし小説『五穀の神隠し ねこまた 狸穴素浪人始末(二)』を2026年10月8日(木)に発売予定としています。本作は、2025年7月に刊行された『ねこまた 狸穴素浪人始末』の続編となります。
相棒の黒猫と失踪事件の謎を追う物語


本作の舞台は飯倉の荒物屋・伊文字屋です。用心棒を務める浪人の猫矢又四郎は、主家の飼い猫である相棒の黒猫「かちん」と、“猫吸い”を通じて心を通わせることができます。
物語は、伊文字屋の小僧である麦松が姿を消すところから展開します。麦松と同い年の十歳の子どもが近隣で相次いで失踪していることを知った又四郎が捜索に乗り出すなか、前作に登場した被衣(かづき)を被った女に続き、烏天狗など奇怪な出来事が陸続と発生します。調査を進めるうちに、行方不明となった子どもたちの不思議な共通点が浮かび上がります。
目次は以下の全五章で構成されています。
- 第一章 霖雨(りんう)
- 第二章 飴色の影
- 第三章 雨月
- 第四章 甘露の誓い
- 第五章 照降りの坂道
著者自身が手掛ける地図や図版も収録
もののけを描く作風とともに、著者である由原かのん氏が自ら手掛けた地図や図版も収録されています。作中の住空間や家並み、景観が視覚的に立ち現れる仕掛けとなっています。
刊行に際して由原氏は、今作のキーワードを「雨」「飴」「天」を表す「あめ」であるとし、照り降りに翻弄される暮らしの中で人々が自分らしく生き、絶望の闇に閉ざされても再び歩み出してほしいという願いを込めて執筆した旨を明かしています。
書籍および著者情報
本作の概要および著者情報は以下の通りです。
- 書名:『五穀の神隠し ねこまた 狸穴素浪人始末(二)』
- 著者:由原かのん
- 発行:光文社
- 発売日:2026年10月8日(木)発売予定(※流通状況により、一部地域では遅れる可能性があります。)
- 価格:880円(税込)
- 判型:文庫
- 販売ページ:
- Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4334111769
- 楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/18764906/
著者略歴: 由原かのん(よしはら・かのん)氏は1960年東京都生まれ。放送大学卒。五十代から公募文学賞に挑戦し、2019年に「首侍」で第99回オール讀物新人賞を受賞しました。著書に『ねこまた 狸穴素浪人始末』『おりせ人形帖』『首ざむらい 江戸妖かし綺譚』があります。Xアカウントは @canon_yoshihara です。
本記事は光文社の発表をもとに作成しています。
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