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オーティコン補聴器など、きこえのミライ シーズン4の配信を開始

オーティコン補聴器、茨城大学教育学部 CDC:コミュニケーションときこえのラボ、国立大学法人 岡山大学の岡山大学病院 聴覚支援センターは共同で、オンデマンド動画配信プログラム「きこえのミライ」の第4弾となる「きこえのミライ シーズン4」の配信を10月8日より開始した。本動画シリーズはこれまで一貫して、外からは見えにくい「リスニング・エフォート」と「リスニング・ファティーグ」をテーマに据え、その理解と支援のあり方を発信してきた。「きこえのミライ シーズン4」では、最新の研究知見に加え、難聴に関わる課題や国内における聴覚ケアの取り組み、将来の専門家育成について専門家へのインタビューを通じて紹介する。

国内の専門家インタビューと最新研究知見を発信

プログラムでは、日本国内の第一線で活躍する専門家へのインタビューを通じ、聴覚ケアの実践や将来の専門家育成に関する取り組みを取り上げる。あわせて、補聴器業界唯一の基礎研究機関であるエリクスホルム研究センターの最新研究情報も紹介する。

「リスニング・エフォート」や「リスニング・ファティーグ」を深掘りし、聴覚ケアでの活用法を解説する内容となっており、教育・療育専門家や保護者、医療・福祉専門家、補聴器販売従事者、学生から一般の人までを対象に、日本語字幕付きの全6回で構成される。

シリーズでナビゲーターや演者を務める茨城大学 教育学野の田原敬准教授は、現場の語りとともにデンマークからの最新情報も届けるとし、「日本がこれまで築いてきたものと、これから向かおうとしている方向の、両方が見えてくるシーズンになったと思います」とコメントしている。また、同じくナビゲーターなどを務める岡山大学学術研究院教育研究マネジメント領域(グローバルエンゲージメントセンター)の片岡祐子准教授(特任)は、地域差の残る支援体制や多様な支援ニーズに触れ、支援のあり方や専門家育成を考える契機としたい旨を述べている。オーティコン補聴器の齋藤徹プレジデントは、本シリーズが聞こえへの理解を深め、日々の生活やよりよい聴覚ケアにつながるきっかけとなることへの期待を寄せた。

リスニング・エフォートとは、聞き取りが難しい状況において注意・集中を高めたり、聞き取れなかった内容を推測したり、聴覚以外の認知機能も総動員して話を理解するような行為を意味する。

聴覚障害のある人の場合、聞き取りの成績が良好であってもリスニング・エフォートが高い状態にあり、聞き取りだけでなく様々な活動へ影響が生じているとされている。詳細は茨城大学のCDC Webサイト(https://www.ibaraki.ac.jp/news/n/2026/01/07014464.html)で案内されている。

全6回の配信内容と申し込み方法

動画の聞き手は、田原敬准教授と片岡祐子准教授(特任)が担当する。各回のテーマと話し手は以下の通りとなっている。

  • 第1回:「学校の中に「きこえの専門家」がいるということ」(京都府立聲学校)
  • 第2回:「オーディオロジストとAVT:0歳からの早期介入」(矢崎牧先生/兵庫医科大学病院 言語聴覚士)
  • 第3回:「成人補聴の新しい視点: 「きき取れる」から「楽にきける」へ」(前山啓充先生/大手前病院 言語聴覚士・臨床検査技師)
  • 第4回:「日本の聴覚ケアと専門家の養成」(城間将江名誉教授/国際医療福祉大学)
  • 第5回:「聴覚研究の最前線2026:デンマークからのアップデート」(ハミッシュ・イネズ・ブラウン博士/エリクスホルム研究センター、エレイン・ホイ・ニン・ン博士/オーティコン補聴器)
  • 第6回:「見えない疲れを測る:これからの支援に向けて」(田原敬先生/茨城大学 教育学野 准教授)

視聴申し込みは無料で、特設サイト(https://oticon.satori.site/kikoenomirai4)より受け付ける。配信期間は2026年10月8日(木)~2027年3月1日(月)で、申し込み締切日は2027 年2月1日(月)となっている。なお、過去の「きこえのミライ」(シーズン1)、「きこえのミライ シーズン2」、「きこえのミライ シーズン3」、「みんなで創るきこえのミライ」は、オーティコンYouTubeチャンネルにて無料配信されている。

共同配信団体の概要

  • オーティコン補聴器:1904年にデンマークで創設された補聴器メーカーで、デマントの補聴器旗艦ブランド。本社は東京都品川区、プレジデントは齋藤 徹。独自開発理念「BrainHearing™」に基づいた製品設計を行う。
  • 茨城大学教育学部 CDC:コミュニケーションときこえのラボ:茨城県水戸市に所在。2026年1月に発足し、茨城大学教育学野の井口亜希子講師と田原敬准教授が運営する。
  • 岡山大学病院 聴覚支援センター:国立大学法人 岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学病院内に設置され、多職種連携を行う部署として耳鼻咽喉科医の片岡祐子准教授(特任)が運営を担当している。

本記事はオーティコン補聴器、茨城大学、岡山大学の発表をもとに作成。

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