東京システムハウス、AI活用のテスト支援サービスを2026年10月8日に提供開始へ
東京システムハウス株式会社は、2026年10月8日(木)より、AIと静的解析ツールを活用してテストデータとテスト仕様書を自動作成する「テスト支援サービス」の提供を開始します。メインフレームやオフコンからのマイグレーションプロジェクトにおいて負荷が大きいテストデータの準備作業を、ジョブ(JCL)単位の資産解析によって自動化・代替します。テストデータ準備にかかる作業負荷を軽減し、テスト工程の効率化を支援する計画です。
開発の背景とマイグレーションの課題
ハードウェアの製造・保守終了やCOBOL技術者の減少を背景に、メインフレームやオフコン上で稼働する基幹システムをオープン環境へ移行する需要が高まっています。しかし、移行後の動作確認に用いるテストデータの準備には現行システムの仕様に精通した要員が求められ、日常業務と並行した体制確保が困難である点が課題となっていました。テストデータの準備が不十分なままテスト工程を迎えると、後続工程での不具合調査が長期化し、プロジェクト全体の遅延に直結します。
こうした状況を受け、同社は「メインフレーム・マイグレーション・サービス(MMS)」で培った資産解析のノウハウと生成AIを組み合わせ、テストデータ作成を自動化する本サービスを開発しました。
本サービスは、ジョブの実行単位であるJCLを起点に関連プログラムを解析します。プログラム単体ではなくJCL単位で解析することでジョブの実行に必要な入力データを特定し、テスト仕様書を自動で作成します。解析エンジンには同社が提供する「AIベテランエンジニア」(https://www.tsh-world.co.jp/cloud/ailegacyexpert/)を活用しています。作成されるテスト仕様書には、テストの目的・範囲・テストケースに加え、各ファイルの項目定義や期待される出力内容が記載されます。

データ生成面では、COBOLシステムで一般的な固定長順編成(SEQ)ファイル形式での出力に対応します。さらに、ゾーン10進数やパック10進数(COMP-3)、2進数(COMP)、浮動小数点(COMP-1/COMP-2)といったCOBOL特有のデータ形式をカバーし、データベースを利用するプログラムのテストデータ作成も可能です。
また、JCL・COBOL・COPY句などの資産を解析して作成するため、現行環境の実データを提供する必要がなく、実データを抽出することなくテスト準備を進められる仕様となっています。
今後の展望と対応範囲の拡大予定
現バージョンではバッチ処理のテストデータ作成を対象としていますが、今後はバージョンアップを重ねて支援範囲の拡大を目指すとしています。
具体的には、生成したテストデータの実行環境への自動配置、テストの自動実行・自動評価、オンライン処理のテストなどへの対応拡大が予定されています。
東京システムハウス株式会社の概要
東京システムハウス株式会社は、1976年創業の独立系IT企業で、業務改革やIT戦略立案から開発、運用・保守までを一貫して手がけています。
- 会社名:東京システムハウス株式会社
- 代表取締役:林 知之
- 本社所在地:東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング6階
- 設立:1976年
- URL:https://www.tsh-world.co.jp/
本記事は東京システムハウス株式会社の発表をもとに作成されています。
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