DHLサプライチェーンとベイクルーズが柏沼南の物流センターに自動倉庫を導入
DHLサプライチェーンジャパン株式会社は、株式会社ベイクルーズの物流を担う柏沼南ロジスティクスセンターにおいて、ASRS(Automated Storage and Retrieval System、自動倉庫)を導入しました。店舗販売およびEコマース(EC)事業を展開するベイクルーズの事業成長に伴う物流需要の拡大に対応し、作業効率の向上やスペースの最適化、安定したオペレーションの実現を支援します。両社は拠点を増やすことなく、将来の成長に合わせて柔軟に能力を拡大できる物流基盤の構築を進めています。
約60台のロボットが稼働し作業効率と空間活用を向上
今回導入されたASRSは、ロボットが保管エリアと作業エリアの間を自動で行き来し、作業者が移動せずに商品を入出庫できる仕組みを備えています。商品は専用の小型ケースである「ビン」に収納され、現在は約10,800個のビンを約60台のロボットで運用しています。
入庫時には空のビンが作業エリアに搬送され、商品を収納すると保管エリアに格納されます。出荷時には必要な商品を収めたビンが作業エリアへ搬送され、作業者はその場で商品を取り出して仕分けを行います。保管から入出庫、仕分けまでを一体化することで作業効率を高めるとともに、従来の中量棚では十分に活用されていなかった上部空間を効率的に活用できるようになりました。
段階的に進められた物流改革と拠点集約の歩み

ベイクルーズとDHLサプライチェーンジャパンは、オムニチャネル化による事業成長を見据えて戦略的パートナーシップを結び、物流基盤の高度化を段階的に推進してきました。2016年には、4拠点に分散していたサプライチェーンオペレーションを柏沼南ロジスティクスセンターへ集約し、一元管理体制を構築しました。
その後も2020年のRFID導入による作業効率向上や、2024年のEC向け出荷プロセスへの自動梱包ライン導入など、現場改善とデジタル技術による自動化を両輪として共同で物流改革に取り組んできました。今回のASRS導入は、こうした継続的な取り組みをさらに発展させるステップとなります。
約5年後の事業成長と労働力不足への対応を見据える
DHLサプライチェーンジャパンの代表取締役社長であるジェローム・ジレは、今回の導入について、ベイクルーズとの長年のパートナーシップとイノベーションへの想いにより実現したものであり、物流基盤を一層強化することで今後の事業成長に貢献するものと考えているとコメントしています。
また、ベイクルーズ側は、保管効率と生産性の向上により、拠点を増設することなく事業成長に応じて柔軟に能力を拡張できる物流基盤を構築したことで、現在から約5年後の成長にも対応可能な体制の実現に目途が立ったとしています。これにより、労働力不足という社会課題への対応と持続可能な物流運営の実現に向けた前進を図る方針です。
関連企業概要
- DHLサプライチェーンジャパン株式会社:東京都品川区に本社を置き、代表取締役社長はジェローム・ジレが務める。
- 株式会社ベイクルーズ:東京都渋谷区に本社を置き、国内で店舗販売およびEC事業を展開する。
- DHLグループ:世界220以上の国・地域で約38万9,000人の従業員を擁し、2025年のグループ全体の売上高は約829億ユーロ。2050年までにロジスティクスにおけるネット・ゼロ・エミッションの達成を目指している。
本記事はDHLサプライチェーンジャパン株式会社の発表をもとに作成されています。
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