SNS流行語大賞2024は「猫ミーム」に、イー・ガーディアンが発表
イー・ガーディアン株式会社が2024年のX(旧Twitter)上で最も頻繁に使用されたフレーズを調査し、「SNS流行語大賞 2024」を発表した。大賞は累計280万回以上つぶやかれた『猫ミーム』に決定。カテゴリ別では、ゲーム部門で『学園アイドルマスター』、漫画・アニメ部門で『僕のヒーローアカデミア』、ドラマ・映画部門で『機動戦士ガンダム』、食べ物・モノ部門で『BeReal.』が1位となった。
『猫ミーム』は、猫を素材としたユーモアのあるショート動画がSNSで大人気となり、日常のあるあるネタやエピソード動画で使われる場面が多く見られた。特に「猫の日(2月22日)」が含まれる2月には話題量がピークに達し、1月~3月の3ヶ月間で約230万件と全体の8割以上を占めるなど、短期間で爆発的に流行した。
2位の『好きな〇〇発表ドラゴン』は、ボカロ楽曲「好きな惣菜発表ドラゴン」が元ネタで、好きな惣菜を発表するだけという力の抜けた雰囲気と中毒性で人気を集めた。3位の『アザラシ幼稚園』は、オランダの野生アザラシ保護センターの愛称で、YouTubeのライブ配信が “癒される” として日本人の心をつかみ話題となった。
イー・ガーディアンのSNS分析担当は、今年の特徴として “瞬間的に話題となった固有名詞” が上位にランクインしたことや、人気コンテンツ発祥のワード以外に何気ない投稿がバズってネットミーム化した流行語が多かったことを挙げている。
カテゴリ別では、ゲーム部門で『学園アイドルマスター』や『ゼンレスゾーンゼロ』など新作タイトルが人気を集め、漫画・アニメ部門では『僕のヒーローアカデミア』など大ヒット作品の完結に注目が集まった。ドラマ・映画部門では『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が根強い人気を誇り、食べ物・モノ部門ではSNSアプリ『BeReal.』がZ世代を中心に流行した。