TWOSTONE SyncとLayer8が提携、ペネトレーションテストを提供へ
株式会社TWOSTONE&Sonsの新グループ会社である株式会社TWOSTONE Syncは、AIを活用したWebセキュリティ技術を開発する株式会社Layer8と業務提携した。サイバーセキュリティ領域参入における第一弾のサービスとして、Webアプリケーション・API向けペネトレーションテストの提供を開始する。AIとセキュリティエンジニアによる検証体制を組み、弱点の発見から修正までを一貫して支援する。

提携の背景にあるサイバー脅威の高まりと人材不足
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がまとめた「『情報セキュリティ10大脅威 2026』解説書[組織編]」では、「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初選出で第3位、「システムの脆弱性を悪用した攻撃」が第4位に位置づけられている。また警察庁の「『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等』(2026年3月)」によると、生成AIを悪用して約724万件の不正な指令を送信し会員情報を漏えいさせた事案が挙げられるなど、AIを活用した攻撃の広がりが指摘されている。
AIを組み込んだシステムは仕様変更が続く一方で、経済産業省の検討会資料で引用された民間調査(2023年)に基づく推計では国内のサイバーセキュリティ人材は約11万人不足しているとされ、ペネトレーションテストは年1回程度にとどまる企業が少なくないという背景がある。
毎月の検証とエンジニア派遣による修正支援
今回の提携により、株式会社TWOSTONE SyncはAX支援の一環として、AI導入を検討または実施中の企業に向けてペネトレーションテストを提供する。同サービスでは、AIエージェントが攻撃者の視点で侵入経路を幅広く探索し、セキュリティエンジニアが再現検証を行って確認できた脆弱性のみを証跡付きで報告する。
年1回程度が一般的だった検証を月1回の診断と指摘事項の修正確認1回という頻度で実施する。さらに、株式会社TWOSTONE&Sonsグループのエンジニアネットワークを活かし、脆弱性の修正や改善に必要な場合にはエンジニアリソースの提供も併せて行う体制を整える。
両社代表のコメント

株式会社Layer8の代表取締役である岡本 拓将氏は、システムの日常的な変化に合わせて継続的に検証を行う重要性を挙げ、「今回、TWOSTONE Syncの顧客支援体制やエンジニアネットワークと連携し、脆弱性の発見を実際の改善につなげる支援を、両社で形にしてまいります」と述べている。

株式会社TWOSTONE Syncの代表取締役CEOを務める宮崎 晃成氏は、「セキュリティの検証が年に一度では、変化の速いシステムに判断が追いつきません」とした上で、検証の継続と修正への伴走を通じて利用企業が安心してAI活用を推進できるよう取り組む考えを示している。
提携各社の概要
株式会社Layer8は、WebアプリケーションおよびAPI向けのペネトレーションテストに特化したAIセキュリティ企業で、AIエージェント「Layer8 Trident」を展開している。共同創業者である岡本 拓将氏と阿部 竜也氏は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏アドバンスト事業」に採択された実績を持ち、HackerOneのVDP部門・Individualランキング(l8_tridentの実績)で世界1位(2026年第3四半期)を獲得している。
株式会社TWOSTONE Syncは、東京都渋谷区に本社を置き、コンサルティング事業を展開している。親会社である株式会社TWOSTONE&Sonsはエンジニアプラットフォーム事業などを手がけており、2020年7月7日に東京証券取引所マザーズ市場(現:グロース市場、証券コード:7352)へ新規上場している。
- 株式会社Layer8(本社:東京都港区、代表取締役:岡本 拓将、URL: https://layer8.jp/ )
- 株式会社TWOSTONE Sync(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:宮崎 晃成、URL: https://ts-sync.co.jp/ )
- 株式会社TWOSTONE&Sons(URL: https://twostone-s.com/ )
本記事は株式会社TWOSTONE&Sonsの発表をもとに作成。
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