フジテレビは2025年度に縦型ショートドラマ事業に参入し、専用アプリ「FOD SHORT」をリリースすると発表した。「FOD SHORT」では、フジテレビのドラマ制作ノウハウと有料会員150万人超の動画配信サービス「FOD」運営の知見を融合させ、オリジナル制作コンテンツを含むショートドラマを配信する予定だ。

ショートドラマとは、スマートフォンの縦画面で視聴する、1話数分の実写コンテンツのことを指す。手軽に楽しめることやテンポの速いストーリー展開を理由に人気が高まっており、FODユーザーからも配信リクエストが寄せられていたという。

フジテレビは、より多くの人にスマートフォン視聴に最適化されたドラマを楽しんでもらうことを目的に、ショートドラマ領域に参入する。自社でプラットフォームを立ち上げることで、フジテレビの制作力をさらに強化し、新たなクリエイターとの連携を進めるきっかけとする狙いもあるようだ。

今後、フジテレビはFOD SHORT向けにオリジナルドラマの制作を進める予定で、コンテンツやキャストの情報は随時発表される。また、個人や法人、制作会社からの企画・タイアップ提案も受け入れ、FOD SHORT向けに制作・配信するとのこと。