助太刀総研調査、元請への不満1位は現場監督の段取り不足で37.3%
株式会社助太刀が運営する助太刀総研は、建設業に従事する経営者、一人親方、個人事業主、会社従業員を対象に実施した元請企業の選別に関する実態調査の第2弾レポートを公開した。調査によると、元請企業に対して最も変えてほしい不満の第1位は「現場監督の経験不足・段取り不足」で37.3%を占めた。また、元請企業の段取り不足や急な仕様変更によって約7割の事業者が利益減少を実感している実態も明らかになっている。
最大の不満は現場監督の段取り不足、金銭面を上回る
元請企業に対して「これだけは変えてほしい」と思う最大の不満を尋ねたところ、「現場監督の経験不足・段取り不足」が37.3%で最多となった。これは第2位の「不透明な見積り減額(26.0%)」を11.3ポイント上回る結果であり、金銭面以上に現場運営の質が問われている傾向がうかがえる。この不満はベテラン層だけでなく、従事年数3〜10年の層でも約3割が選択しており、幅広い層に共通する課題であることが示されたとしている。
1次請けや仕上げ専業で不満が高い傾向
請負階層別では、元請企業の段取り不足に対する不満は「1次請け」が46.8%と最も高かった。現場調整や下位企業への指示出しを担う1次請けが、板挟みの負担を負っている状況がみられる。
職種群別では、躯体専業が20.0%、設備専業が32.4%、仕上げ専業が46.8%と、後工程になるほど不満が高くなる傾向が示された。先行工程の遅れなどのしわ寄せが後ろの工程に直接影響している様子がデータに表れている。

段取り不足が約7割の利益を圧迫し取引判断にも影響


元請企業の段取り不足や急な仕様変更によって自社の利益が削られることがあるかという設問では、約7割にあたる66.4%が何らかの利益減少を感じていると回答した。


あわせて元請企業からの依頼を断る理由としては、「単価(82.8%)」に次いで「担当者の段取り・態度が悪い(30.7%)」が挙げられた。現場監督の段取り不足や対応の問題は、現場での負担にとどまらず利益を圧迫し、依頼を断る要因につながっている実態が示されている。
選ばれる元請企業に求められる条件
今後「職人に選ばれる元請企業」になるために最も必要なことについての回答では、「更なる単価アップ」が最多(詳細データでは40.4%、サマリーでは40.7%)となった。一方で、「対等なパートナーシップへの意識転換」(詳細データでは30.8%、サマリーでは30.7%)と「圧倒的な現場段取り力」(詳細データでは18.2%、サマリーでは17.9%)を合わせた現場の関わり方や管理の質を求める声は全体の約半数(49.0%)に達し、単価アップの割合を上回る結果となった。
【調査概要】
- 調査対象:建設業に従事する経営者、一人親方、個人事業主、会社従業員
- 有効回答数:292件
- 調査期間:2026年4月25日~2026年6月14日
- 調査方法:「助太刀」アプリ内で実施したアンケート調査
※本調査は主に「助太刀」アプリ利用者を対象としたアンケートであり、建設業界全体の構成比や意識を直接的に代表するものではない。また、設問により回答対象者は異なる。
【会社概要】
- 社名:株式会社 助太刀
- 代表者:代表取締役社長 我妻 陽一
- 所在地:東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー14階
- 設立:2017年3月30日
- 資本金:80,000,000円
- 事業内容:インターネットを利用したサービスの企画、制作および運営
- URL:https://suke-dachi.jp/company/
本記事は株式会社助太刀の発表をもとに作成。
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