株式会社mikaiは、ライブ配信プラットフォーム「17LIVE」を展開するSGX上場企業の17LIVE Group Limitedのグループに、M&Aを通じて参画したことを発表した。

mikaiは2016年8月にVRゲームの開発を軸に設立されたスタートアップ企業。2018年7月にはVTuber事業「Re:AcT」をスタートし、現在は音楽とアイドル分野に特化した「Re:AcT」とeスポーツゲーム分野に特化した「Re:AcT Gaming」の2つの事業を主に展開している。VTuber事業「Re:AcT」は、YouTubeチャンネル登録者の総計が120万人規模まで成長しており、2024年11月30日には初の海外展開となる「Re:AcT KR」をスタートした。

17LIVE社は世界各国でライブ配信事業を展開しており、今回のグループ参画を通じて、mikaiの国内外での事業成長をさらに加速させる。グループ参画後も、経営統合を進めつつ、独立した企業としてYouTubeやTwitchを基盤にVTuber事業を運営し、新タレントのデビューや国外市場への展開を進め、グローバルでのファン層拡大を図る方針だ。

mikai代表取締役の上村隆博氏は、「VTuberは、ゲームやアニメに続く、日本が世界に誇るコンテンツ産業に成長すると確信しており、その可能性は国内にとどまらず、世界中に広がっていると考えております。国内外でさらなる成長機会を追求するため、グローバルで事業を展開している17LIVEグループへの参加はベストな選択肢であると考えました」とコメントしている。

17LIVE Group Limited 取締役兼CEO、17LIVE株式会社 代表取締役のジャン・ホンフイ氏は、「このたびmikai社を17LIVEグループに迎えることとなり、非常にうれしく思います。このプロジェクトは、当社が定めた17LIVE FORWARD STRATEGYに基づくもので、17LIVEのVライバー事業を加速させ、次のステージに押し上げる大きなマイルストーンとなるでしょう」と述べている。