コエマチが介護マッチングサイト公開 平時の備えで事業所と求職者をつなぐ
兵庫県相生市のコエマチは、介護・福祉分野のマッチングサイト「コエマチ」を2026年10月1日に公開しました。欠員に備えたい介護事業所と、空きが出たら声をかけてほしい求職者を平時からあらかじめつないでおく仕組みを提供します。元印刷会社経営者である71歳の田中健二代表が、生成AIを活用して約3か月で一人で開発しました。
採用の前段階に着目したサービスの仕組み
コエマチは、人手不足が続く介護現場において採用・転職の前段階に着目し、退職者が出たときに備えたい事業所と、良い職場に空きが出た際に声をかけてほしい人を平時からつなぐサービスです。今すぐ人を探している事業所やすぐに働きたい求職者も利用できます。
サービスの利用手順は以下の通りです。
- 求職者は、資格・経験年数・希望する働き方や「声をかけてほしい地域」を登録します。
- 事業所は、所在地を希望地域に含む求職者の一覧を閲覧できます。
- 気になる人がいた場合、事業所から「話を聞きたい」というオファーを送ります。
- 求職者がオファーを承諾すると、サイト内のメッセージでやり取りが開始されます。
なお、運営者であるコエマチが求職者を推薦したり選別したりすることはありません。
匿名性の担保と成果報酬型の料金体系
サービスにはプライバシーに配慮した設計が施されています。事業所の画面上では、求職者は氏名ではなく英数字の識別コード(本人が任意で決めた愛称を添えることも可能)で表示され、資格や経験年数などのプロフィールは確認できるものの、氏名・連絡先・現在の勤務先は表示されません。求職者は特定の事業所から自分を見えなくする設定も可能です。
また、どの事業所が登録しているかも外部に公開されないため、従業員や他の事業所に知られずに欠員に備えられます。
費用面では、求職者はすべて無料で利用できます。事業所側も登録・閲覧・オファーは無料で、求職者がオファーを承諾して最初の返信を送った時点(マッチング成立)にのみ1件5,500円(税込)が発生します。各事業所の最初の1件は無料となっています。
データ面では、厚生労働省の介護サービス情報公表システムのオープンデータをもとに、訪問介護・通所介護・特養などの全35種別・全国約19万事業所(2026年6月末時点)を収録しています。事業区分としては特定募集情報等提供事業として届出済みです(届出受理番号:51-募-002053)。

71歳の元印刷会社経営者が生成AIで個人開発
開発・運営者の田中健二氏は、父が1971年に兵庫県赤穂市で創業し後に相生市に本社を置いたセイコー印刷株式会社に入社後、全国から印刷物を受注する仕組みを考案するなど事業を展開しました。ビジネスモデル特許「インターネットを利用した広告提示方法」(特許第3192134号・2001年登録)や実用新案「製版用画像作成装置」(実用新案登録第3037872号・1997年登録)の取得、2002年の社長就任を経て、2018年に会社を閉じた経歴を持ちます。
開発の背景には、経営者時代に採用の難しさと費用負担を経験したことや、自身が高齢になり目の病気を患った際に介護現場を支える人の重要性を切実に感じた経験があります。サイトの調査・設計から仕組みづくり、デザインまでを生成AIを活用して一人で行い、約3か月で立ち上げました。
田中氏は、平時から備えておける仕組みによって事業所と働く人の双方の安心につながり、社会に役立てると信じているとしたうえで、ゆくゆくは子どもが後を継ぐ予定であり、長く続くサービスとして育てていく意向を示しています。
- サービス名:コエマチ
- URL:https://kaigo.koemachi.jp
- 公開日:2026年10月1日
- 運営:コエマチ(代表 田中 健二)
- 所在地:兵庫県相生市向陽台7番20号
- 事業区分:特定募集情報等提供事業(届出受理番号:51-募-002053)
本記事はコエマチの発表をもとに作成しました。
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