ギークピクチュアズ、米ポートランド州立大の学生に映像制作の特別講義を実施
株式会社ギークピクチュアズは、アメリカのポートランド州立大学が実施する「東京研修プログラム」の一環として、学生12名の企業訪問を受け入れました。同社のプロデューサーである山本純嗣氏と坂井清子氏が登壇し、映像制作のプロセスや国際的な取り組みに関する特別講義を実施しました。
東京研修プログラムと事前アンケートの背景
ポートランド州立大学の「東京研修プログラム」は、東京を舞台に日本映画や映像、文化表現について学ぶ2週間の研修プログラムです。参加した学生は、企業での講義や映画鑑賞、映画・映像関連施設への訪問、浅草などの観光地での文化体験を通じて、日本映画の表現やその背景にある文化・社会についての理解を深めます。
講義に先立って株式会社ギークピクチュアズが独自に実施した学生向け事前アンケートでは、日本のアニメやスタジオジブリ作品をはじめ、黒澤明監督や是枝裕和監督の作品など幅広い作品への関心が示されました。さらに、表現面だけでなく制作プロセスの実務、プロデューサーの役割、日米の制作プロセスの違い、卒業後のキャリア形成やAIが映像業界に与える影響などに関する質問も寄せられました。


映像制作のプロセスと配給事業の実情
当日は山本純嗣プロデューサーがメイン講師を務め、自身の制作経験を交えながら企画開発から制作へのプロセスや、海外作品の日本配給、国際共同製作について説明しました。
映画の企画開発について山本氏は、出版社などの企業から相談を受けて開始することが多く、初期のシンプルなアイデアから脚本チームとともに物語を整理していく手法を紹介しました。同社が注力している漫画の企画開発では、脚本チームなどから約20案のアイデアを出してもらい、その中から2案ほどを選定して開発を進めていると説明しました。脚本の執筆には時間を要し、10回から20回ほど書き直して1〜2年かかる場合もあり、その間に資金調達を並行して進める実情が語られました。
配給事業に関しては、アジア映画を中心に買い付けを行っており、タイのホラー映画から取り扱いを始めた経緯や、映画祭・フィルムマーケットでの買い付け、インド・ニューデリーにある関連会社を通じたインド映画の展開、韓国作品の取り扱いなど、徐々に実績を広げている状況が示されました。

国際制作の現場と求められる視点
国際制作の現場について山本氏は、海外作品を日本で撮影する際に日本のローカルプロダクションチームが制作をサポートする場合、英語力に加えて海外スタッフの考え方や制作フローへの理解が求められると解説しました。
また、海外との共同製作においては、日米などのプロデューサーが対等な立場で進めるため、国内ネットワークや業界への深い理解が重要になると述べています。近年はNetflix作品をはじめ国際共同製作や海外作品の日本ロケが増加傾向にあり、業界で活躍する方法も多様化しているとの見解が示されました。
株式会社ギークピクチュアズ 会社概要
- 会社名:株式会社ギークピクチュアズ
- 所在地:東京都港区北青山1-2-3 青山ビル(5F受付)
- 代表取締役:小佐野 保
- 設立:2007年2月5日
- 資本金:6,000万円
- ホームページ:https://geekpictures.co.jp/
本記事は株式会社ギークピクチュアズの発表をもとに作成しました。
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