長崎県五島市の郡家病院が新病院での診療を開始 開院80年の節目に施設を刷新
長崎県五島市の医療法人社団厚善会 郡家病院は、建物の老朽化に伴い進めてきた新病院の建設を完了し、2026年10月1日(木)午前8時30分より新病院での診療を開始しました。前身となる診療所の開院から80年を迎える中、人口減少や高齢化が進む国境離島において、地域住民の健康と生活を支える医療の提供を継続します。

1946年の開院から80年にわたり受け継がれた地域医療

郡家病院の歴史は、1946年2月7日に創業者である郡家真一が五島へ帰郷し、診療所を開院したことに始まります。1962年の「福江大火」で診療所が全焼した際も仮設診療所で診療を継続し、1964年1月10日に郡家病院を開院しました。
その後も地域の医療ニーズに対応し、2018年には郡家則之が三代目院長に就任しました。戦後や福江大火、離島を取り巻く環境の変化を経て、三代にわたり80年間同地での診療を続けています。

専門医師の体制と療養環境を向上させた新施設の概要


新病院は鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積約2,700㎡で、一般病床50床を備えています。診療科は外科・整形外科・内科・消化器外科・肛門外科・脳神経外科・皮膚科・リハビリテーション科の8診療科を維持し、院内には手術室、救急処置室、リハビリ室、CT検査室を整備しました。さらに、寝たきりの患者に対応した浴室や共用スペースを設け、療養環境にも配慮しています。

診療にあたる医師の体制と担当分野は次の通りです。

- 理事長 郡家 聖史:外科・内科・消化器外科・肛門外科(長崎大学病院腫瘍外科などを経て2018年に理事長就任)
- 院長 郡家 則之:整形外科(長崎大学病院整形外科などを経て1988年に副院長、2018年に三代目院長就任)
- 副理事長 郡家 克旭:脳神経外科・リハビリテーション科(島外の医療機関等を経て2018年に着任)
- 医師 郡家 佑美:皮膚科(長崎大学病院皮膚科、九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターなどを経て2018年に着任)
院内アートの展示と関係者約100名が出席した記念式典



新病院内には、訪れる人の心が和らぐ空間づくりとして、アーティストの長田沙央梨氏による作品「Finding a Place of Peace(Fish)」が株式会社ドゥイングの協力により展示されています。
診療開始に先立つ9月29日には新病院の内覧会と完成記念式典が開催され、行政や医療関係者など約100名が出席しました。式典では理事長や院長による挨拶、来賓の祝辞に続き、理事長や副理事長の子どもたちも参加したテープカットが行われ、新病院の門出を祝いました。
本記事は医療法人社団厚善会 郡家病院の発表をもとに作成しました。
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