ベホマル、CO₂吸収と再製品化をつなぐ資源循環プロジェクトを開始
環境素材ディープテックスタートアップの株式会社ベホマルは、使用後の製品を回収して新たな商品へ再製品化する資源循環プロジェクト「CO₂は愛だ™」の社会実装を開始します。同プロジェクトでは、「廃棄物から何を作るか」ではなく「次に何なら欲しいと思えるか」から逆算し、一周目の商品設計から回収、再資源化、再製品化までをつなぐスパイラル資源循環の構築を目指します。あわせて、本プロジェクトをともに実装する共創パートナーの募集も開始しました。
従来の資源循環では、回収した使用済み製品や廃プラスチックから何が作れるかを検討するケースがありましたが、需要がなければ循環が続かないという課題がありました。「CO₂は愛だ™」ではその順序を逆にし、利用体験のあとに「次に何なら欲しいと思えるか」を起点として、必要な再生材量や回収量、一周目の商品、素材、製造・回収方法を逆算して設計します。
循環の入口の一つとして、ベホマルのCO₂吸収素材Bio-MOF「美環®」を数%配合したCO₂吸収プラスチック「DACプラ®」を活用します。人が活動することで生まれるCO₂を活動の証=「愛」と捉え、DACプラ®製品に預けて返してもらう仕組みにすることで、利用者が資源循環に参加するきっかけを作ります。
小さなCO₂回収をきっかけに排出削減へ
ベホマルのモデル試算によると、PP製のうちわ10,000個を一周目の商品とした場合、DACプラ®によるCO₂回収量は1.2kgとなります。この回収を製品返却の動機とし、回収品を再資源化して次の商品に利用します。
さらに、原則として一周目と二周目の商品を同じ製造事業者で製造することで、一周目の製造時に発生した加工ロスを二周目の原料として再利用します。二周目での再製品化を前提に一周目から可能な限り単一素材で製品を設計し、分別や洗浄、破砕などの工程をシンプルにしてロス低減を図ります。このモデルでは、全量バージン材を使用する場合と比較して、二周目までのCO₂排出量を約2.38t-CO₂から約1.31t-CO₂へ、約1.1t-CO₂(45%)削減できる試算としており、一般的な廃プラ資源化を想定したモデルの約25%削減を上回る削減効果を見込んでいます。
また、環境負荷の削減だけでなく、人の行動変容を測るKPIとして「愛の回収率(%LOVE)」(回収数 ÷ 配布数 × 100)を設定し、資源循環への参加人数を可視化します。

多様なシーンへの展開と導入プラン
スポーツ観戦やマラソンの応援グッズ、イベントの推し活グッズ、団体のネームタグ、展示会のカードケース、広告撮影で使用されたプラスチック製品など、人が集まり配布物がある幅広い場面への展開を想定しています。
導入にあたっては、以下の3つのプランが用意されています。

- フルオーダープラン:専用の循環モデルをゼロから設計するプラン
- スタンダードプラン:既存の商品や金型を活用するプラン
- リスタートプラン:今ある廃プラスチックを起点とするプラン
このほか、DACプラ®製品単体を試したい企業向けに「DACプラ®トライアル商品購入」も提供されています。

株式会社ベホマルの概要

株式会社ベホマルは、CO₂吸収素材「美環®」を開発・製造・販売する素材系ディープテック企業です。代表取締役の西原麻友子が率い、滋賀県草津市に拠点を置いています。

- 会社名:株式会社ベホマル
- 英語表記:Behomal Co., Ltd.
- 代表者:代表取締役 西原麻友子
- 所在地:滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ101/201
- 設立:2022年11月
- 事業内容:機能性素材「美環®」の開発・製造・販売および用途開発
- 公式サイト:https://www.behomal.co.jp/
本記事は株式会社ベホマルの発表をもとに作成しました。
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