タイミーが会計バンクと提携 スポットワーカーの確定申告不安解消へ

株式会社タイミーは、会計バンク株式会社と業務提携契約を締結したことを発表した。この提携により、タイミーが提供するスキマバイトサービス「タイミー」のワーカーに向けて、会計バンクが開発したスポットワーカー向けの確定申告アプリ「確定申告 for スキマバイト Powered by FinFin」と源泉徴収票の取り込みに関する機能的な連携を行う。また、「確定申告 for スキマバイト」をタイミー推奨の2024年度確定申告アプリとしてワーカーへ情報提供・情報発信し、スポットワーカーに向けた確定申告セミナーを共同で開催する。

近年、スポットワーク市場は急速に拡大しており、スポットワーク協会の調べでは登録者数は2500万人に達している。タイミーが実施したアンケート調査では、スポットワークを活用している理由として「自分の都合の良い時に働きたいから」が最多で、現在の職業は過半数が「会社員」という実態が明らかになった。

一方で、タイミーが実施した確定申告セミナーでは、「難しそうでよく分からない」「確定申告や年末調整の仕組みが分からなかった」といった声が寄せられ、スポットワーカーの多くが確定申告に対する不安を抱えていることが分かった。

こうした状況を受け、タイミーと会計バンクは、スポットワーカーの確定申告における不安を解消すべく業務提携を決定した。この提携を通じて、副業や兼業などの様々な働き方でスポットワークを利用する人の確定申告不安を払拭し、「働きたい」と感じた時に負を感じることなく働ける環境を提供することを目指す。

会計バンクの小林紳一常務取締役COOは、「副業・兼業でスポットワークを利用される方も『確定申告』などに対して『分かりにくい・難しい』と感じる方は多いのではないでしょうか。タイミーとの業務提携を通じて、1人でも多くのスポットワーカーが確定申告にまつわる負を解消し、活躍できる社会を目指していきたいと考えています」とコメントしている。

タイミーの石橋孝宜執行役員 スポットワーク研究所所長は、「今回の取り組みは、ワーカーの皆様の確定申告における『分かりにくさ・難解さ』を解消し、『申告漏れ』などの懸念を払拭するためのものです。また、ワーカーの皆様に適切な情報を啓発することで、行政手続きのデジタル化を推進する一助になると考えております」と述べている。

valvix

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