チェジュ航空、NABLA Mobilityの運航最適化ソフトのトライアル準備開始
株式会社NABLA Mobilityは、韓国のLCC(格安航空会社)であるJeju Air Co., Ltd.(チェジュ航空)が、運航最適化ソフトウェア「Weave」のトライアル準備を開始したことを発表した。本トライアルはNABLA Mobilityにとって韓国における初の協業であり、AI技術のグローバル展開に向けた取り組みとなる。両社は段階的に対象範囲を拡大し、最終的にはチェジュ航空の運航ネットワーク全体への展開を目指す。
年内に実運航環境でのトライアルを開始へ
現在はデータ連携やシステム設定など、チェジュ航空の運航環境に合わせた準備が進められている。年内には実運航環境でのトライアルを開始する予定となっており、パイロットがリアルタイムで燃料最適化の機会を把握し、運航判断に活用する上でのWeaveの有効性を評価および検証する。
Weaveは、機体ごとの性能や重量に加え、リアルタイムの気象データなどを統合し、燃料消費量や到着時刻への影響を示した選択肢を提示するソフトウェアである。パイロットが使用するタブレット端末であるEFB(Electronic Flight Bag)上のアプリから利用でき、安全性や定時性を損なうことなく燃料消費量の削減につながる選択肢を提示する戦略的アドバイザーとして機能する。なお、最終的な運航判断は運航乗務員が行う仕組みとなっている。
燃料コスト高騰下における運航効率化の支援
燃料消費量の節減はNABLA Mobilityの中核ミッションであり、今年初めのホルムズ海峡封鎖を受けてジェット燃料価格が過去最高水準まで上昇するなど、コスト環境は厳しさを増している。国際航空運送協会(IATA)も世界の航空業界の純利益がパンデミック以降で最低水準になると予測する中、Weaveは巡航中に生じる燃料削減の機会を捉えるソリューションとして提供される。
NABLA Mobilityの創業者兼CEOである田中辰治は、航空会社にとって燃料効率の重要性が高まっているタイミングにおいて、韓国へソリューションを提供できることについてコメントしている。
両社の概要
株式会社NABLA MobilityおよびJeju Air Co., Ltd.の概要は以下の通り。
- 株式会社NABLA Mobility:東京都千代田区に本社を置き、代表取締役兼CEOは田中辰治。航空会社の運航効率性や脱炭素化を支援するデジタルソリューションを開発・提供しており、Weaveのほか「Operational Forecaster」や「OBST」などを展開している。
- Jeju Air Co., Ltd.(チェジュ航空):2005年に設立された韓国初かつ最大のLCC。2025年上半期時点で約3,000名の従業員を擁し、ボーイング737-8型機および737-800型機の計42機でソウル(金浦)、仁川、済州を主要拠点に48の就航地を結んでいる。
本記事は株式会社NABLA Mobilityの発表をもとに作成されています。
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