ヤマハ発動機がSmartDB(R)を導入 二輪車開発の実験部門で業務デジタル化
株式会社ドリーム・アーツは、ヤマハ発動機株式会社が大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(R)(スマートデービー)」を導入し、2026年9月現在、活用を進めていることを発表した。

二輪車開発を支える実験部門において、紙で運用していた申請・承認をはじめ、設備投資や安全管理など多様な間接業務のプロセスを見直す。これにより、業務の効率化・標準化を進め、企業競争力の強化を図る。
導入の背景と目的
ヤマハ発動機は新中期経営計画の基本方針として「コア事業の競争力を高め、人の可能性を拡げる新技術を獲得し、人の悦びと環境が共生する社会をヤマハ発動機らしい挑戦で実現する」を掲げており、二輪車事業はそのコア事業のひとつとなっている。二輪車開発における実験は、車両やエンジンが設計上求められる機能・性能を満たしているかを確認する重要な工程である。
モビリティ開発本部 モーターサイクル車両開発ユニット MC車両統括部内にある第3車両実験部は、二輪車の車両実験に関する基盤や戦略、実験管理、テストコースの運営など、実験を支える多様な間接業務を担っている。同部では申請・承認業務のDXによる効率化を進めていたが、安全性やリスク管理の観点から複数部門による確認・承認を要するなど複雑なプロセスが存在していた。こうした間接業務の効率化を目指し、現場主導で継続的に業務を改善できる基盤としてSmartDB(R)が採用された。

選定で評価された主なポイント
SmartDB(R)は、業務ごとにフォームやデータベース、ワークフローをノーコードで柔軟に構築でき、汎用業務から専門業務まで幅広く対応できる点が特徴となっている。選定にあたっては主に以下の点が評価された。
- 保守負担を抑え、安定的に運用できるSaaS基盤システムの保守やトラブル対応にかかる負担を抑え、本来の業務に集中できる安定した運用環境。
- 複雑な承認プロセスに対応できるワークフロー機能社内安全委員会への確認など、実験部門特有の複数部門にまたがる複雑なワークフローを、実際の役割や運用に合わせてノーコードで構築できる柔軟性。
- 現場主導で継続改善できる業務基盤業務を熟知する現場担当者が、自ら業務プロセスの可視化・見直しをおこない、継続的に改善できる点。
- AI Readyデータとしての活用を見据えた基盤申請・承認の履歴を構造化されたデータとして蓄積し、将来的なAI活用につなげる「AI Readyデータ」の整備基盤。
今後の展開と関係者のコメント
今後は、複数部門にまたがる間接業務へ活用を広げ、SmartDB(R)上で必要な手続きや進捗を把握できる業務基盤として整備していく予定だ。第3車両実験部での活用を起点に二輪車開発の現場へ浸透させ、開発の効率化や品質向上につなげる考えを示している。
ヤマハ発動機株式会社 モビリティ開発本部 モーターサイクル車両開発ユニット MC車両開発統括部 第3車両実験部 部長の山村 健氏は、SmartDB(R)の導入によって各業務のデジタル化だけでなく分断されていた業務をつないでプロセスそのものを見直せるようになり、現場からも効率化を求める声が増えて部門を越えた改善の機運が生まれているとコメントしている。
関連情報

- SmartDB(R)(スマートデービー)
大企業市場シェアNo.1(※1)の業務デジタル化クラウド。現場個別の業務から全社横断業務までノーコードで開発でき、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用している。三菱UFJ銀行やKDDI、ツルハホールディングス、筑波大学などに導入されている。( https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/ ) ※1 テクノ・システム・リサーチ「2025年 SaaS型ワークフロー市場メーカーシェア調査」より(2026年4月時点)
- 株式会社ドリーム・アーツ
東京本社(東京都渋谷区)と広島本社(広島県広島市)を拠点とし、代表取締役社長は山本 孝昭氏。「SmartDB(R)」のほか、「Shopらん(R)(ショップラン)」「InsuiteX(R)(インスイートエックス)」などを開発・提供している。( https://www.dreamarts.co.jp/ )
- ヤマハ発動機株式会社
静岡県磐田市に本社を置き、代表取締役社長は設楽 元文氏。
本記事は株式会社ドリーム・アーツの発表をもとに作成されています。
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