F&LCと協立が合弁会社設立 駿河湾産ブリを一部スシローで26年10月販売へ
株式会社FOOD & LIFE COMPANIESと株式会社協立は、持続可能な水産資源の安定調達を目的に、2026年10月1日、静岡県三島市に合弁会社「株式会社FOOD & LIFE KYORITSU MARINE」を設立しました。地球温暖化に伴う海水温上昇に対し、養殖条件が比較的安定した駿河湾の特性に着目し、静岡県を中心に養殖事業者の生産支援とサプライチェーン強化を推進します。事業の開始として地元の養殖事業者との協業でブリ(はまち)の生産を進めており、2026年10月より一部スシロー店舗での販売を予定しています。
水産資源の安定調達に向けた設立の背景
近年、地球温暖化に伴う海水温の上昇などの影響を受け、水産資源の確保が難しくなっています。日本近海を主な生息地とするブリは、天然種苗の漁獲量が大きく変動するほか、夏季の高水温による生育困難な状況など、安定調達への課題を抱えています。
回転すし「スシロー」において、ブリ(はまち)は「まぐろ」「サーモン」に並ぶ人気ネタです。株式会社FOOD & LIFE COMPANIESは持続可能な養殖・生産体制の構築が重要だと捉え、取り組みを進めてきました。日本の主要養殖生産地の中では北側に位置し、年間を通じて安定した海水温条件を持つ静岡県の海に着目したことで、今回の新会社設立に至りました。
新会社では、生産者に対して厳選した稚魚(中間魚)や最適な飼料の仕入れ・販売を行うとともに、養殖の生産管理補助を実施します。養殖事業者の持続可能な事業運営をサポートし、トレーサビリティが確保され味と品質を追求した水産物の安定供給を目指す方針です。なお、学術的に登録されている正式な魚種名(標準和名)は「ブリ」であり、「はまち」は成長段階や地域による呼び名にあたります。スシローでは生育段階によって「はまち」「ぶり」と商品名をつけています。
駿河湾の環境を生かした生産と鮮度管理体制

株式会社FOOD & LIFE KYORITSU MARINEは、静岡県の地元養殖事業者である有限会社 丸高水産とのパートナーシップのもと、ブリ(はまち)の取り扱い事業を開始しました。厳選した飼料を販売し、育成過程における技術アドバイスやサポート、養殖機器の販売を実施する体制を取っています。
取り扱うブリ(はまち)は、富士山の伏流水が流れ込み、夏場でも水温が安定している日本一深い駿河湾で育てることで脂乗りが良い点が特長です。

流通面では、関東圏の指定加工場まで比較的近い静岡の立地を生かし、活魚車で生きたまま配送して活〆をしたその日のうちにスシローなどの店舗へ届ける鮮度管理体制を構築しました。
一部スシロー店舗で数量限定販売を予定
生産されたブリは、2026年10月より一部のスシロー店舗にて「富士山はまち」として数量限定で販売される予定です。
合弁会社の概要
- 会社名:株式会社FOOD & LIFE KYORITSU MARINE
- 設立:2026年10月1日
- 本社地:静岡県三島市
- 代表者:代表取締役社長 荒谷 和男
- 資本金:100百万円
- 出資比率:株式会社FOOD & LIFE COMPANIES 60% / 株式会社協立 40%
- 事業内容:養殖企業の生産支援、水産物の育成・調達
本記事は株式会社FOOD & LIFE COMPANIESの発表をもとに作成しています。
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