note、2024年秋ドラマランキングTOP5発表
note株式会社は2024年10月期に放送されたテレビドラマの感想記事を集計し、ランキング形式で発表した。
第1位に輝いたのは、TBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』だ。『アンナチュラル』や『MIU404』を手がけたチームが再びタッグを組んだ本作は、明治初期から戦後の高度成長期にかけての長崎県端島(通称・軍艦島)と現代の東京を舞台に、70年にわたる愛と友情、家族の物語を描く。主演は神木隆之介。映像美やテーマの壮大さへの期待、現代パートと過去パートの関連性、冒頭シーンに登場した謎の人物の正体を考察する投稿が多数寄せられた。
2位は同じくTBS系『ライオンの隠れ家』。市役所職員の兄と自閉スペクトラム症の弟が、「ライオン」と名乗る謎の少年との出会いから事件に巻き込まれるヒューマンサスペンス。柳楽優弥と坂東龍汰の演技力や、サスペンスな展開を考察する記事が人気を集めた。
3位は菜々緒主演の超脱力系お仕事コメディ『無能の鷹』(テレビ朝日系)、4位は小学校の偏屈な学校医が子どもたちの心に寄り添うヒューマンドラマ『放課後カルテ』(日本テレビ系)、5位は人気コミック原作のレトロ・ミステリー『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)と続く。
集計は10月1日から31日までnoteに投稿された、公式お題「#テレビドラマ感想文」と各番組名のハッシュタグがついた記事の数を基に行われた。noteでは2019年と比べ、2023年は「#考察」タグ付き作品感想が4倍に増加。広告収入が発生しない純粋な感想が集まりやすく、他者の解釈を通して作品を多角的に楽しむ傾向が高まっている。今回のランキングでは、演技力や伏線、登場人物の正体への考察欲をかき立てる作品が多く並んだ。