NEDOと経産省、量子コンピュータを活用した社会課題解決プログラムの表彰式開催へ
NEDOと経済産業省は、「NEDO懸賞金活用型プログラム/量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」の表彰式を2026年10月15日(木)に開催します。本事業は、量子コンピュータを活用した社会課題解決につながるユースケース創出を目的として実施されている取り組みです。当日は審査を経て選定された各課題領域の上位入賞者の表彰が行われるほか、有識者による特別講演も予定されています。
多様な主体から80件超の提案が集結
本事業には、スタートアップを含む企業、大学・研究機関、学生など多様な主体から80件を超える応募が寄せられました。応募テーマはエネルギー、製造、医療、教育、観光など幅広い分野に及んでいます。
提案の中には、膨大な選択肢から最適な組み合わせを探索する量子アニーリングをはじめとする最適化手法の活用に加え、AI for Scienceをはじめとする新たな領域への量子技術の適用を目指す内容も見られました。提案内容は事務局により「Society 5.0」「QoL」「Cool Japan」の3領域に分類されています。
3領域の上位者を表彰し各領域1位に4000万円を交付

表彰式では、革新性、課題解決への貢献度、将来性などの観点から行われた審査の結果が発表され、各領域の上位入賞者が表彰されます。受賞者は提案したユースケースや成果、今後の社会実装に向けた展望についてピッチプレゼンテーションを行います。

懸賞金額は各課題領域について、1位4000万円、2位2000万円、3位1000万円が交付されます。また、審査結果に応じて特別賞などが授与される場合がある一方、審査の結果により該当者なしとなる場合もあります。
表彰式当日は五神真氏らによる特別講演も実施
当日は受賞者の発表に加え、研究者や産業界のリーダーによる特別講演が実施されます。
登壇者の一人である国立研究開発法人理化学研究所理事長の五神真氏は、AI技術の進展により専門人材に限らず10万人規模のユーザーが産業・社会課題の解決に向けて量子計算の活用を加速させる時代が近づいているとし、最新の計算基盤を活用した新たな挑戦や共創への期待を示しています。また、小柴満信氏は、社会や産業の課題から量子ならではの新しい価値を見つけることの重要性を挙げ、挑戦の積み重ねにより世界にまだ存在しないユースケースや新しい産業が日本から創出されることへの期待を寄せています。

表彰式はハイブリッド形式で開催され、会場参加は関係者のみ(東京都千代田区丸の内)となりますが、YouTube Liveによるオンライン配信が予定されています。
本事業の概要
- 事業名:NEDO懸賞金活用型プログラム/量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発
- 事業期間:Season1は2025年度~2026年度、Season2は2026年度~2027年度
- 専用サイト:https://qc-challenge.nedo.go.jp
- 表彰式詳細ページ:https://qc-challenge.nedo.go.jp/season_1/
本記事はNEDOおよび経済産業省の発表をもとに作成されています。
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