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難治性慢性前立腺炎への体外衝撃波治療で日本人患者の疼痛とQOL改善を確認

大阪梅田 紳士クリニックは、難治性の慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)の日本人患者を対象に低強度体外衝撃波治療(Li-ESWT)を実施した臨床研究の結果を発表しました。研究成果は国際医学誌「Translational Andrology and Urology」にOriginal Articleとして掲載されています。半年以上にわたり従来治療を受けても症状が続いていた患者において、痛みや生活の質の有意な改善が確認されました。

日本人患者を対象とした臨床研究で症状改善を確認

臨床研究は倫理審査委員会の承認を経て、半年以上にわたり従来治療を受けても症状が続いていた難治性の慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の日本人患者19名を対象に行われました。

慢性前立腺炎の国際的な症状評価指標であるNIH-CPSIの総スコアを検証したところ、治療前の25.9 ± 5.4から治療後は21.6 ± 7.5へと有意に改善しました。内訳では、疼痛スコアが11.5 ± 3.2から9.2 ± 3.5へ、QOLスコアが10.1 ± 1.4から8.5 ± 2.7へと、痛みと生活の質の両面で有意な改善がみられました。

対象となった19名中16名(84.2%)でNIH-CPSI総スコアに何らかの改善がみられ、6名(31.6%)では6点以上の改善が認められたほか、重篤な有害事象は確認されませんでした。

研究責任者を務めた大阪梅田 紳士クリニック理事長の平山 尚は、従来治療で改善しなかった日本人患者において疼痛とQOLの改善を確認できたことは、難治性慢性前立腺炎の患者に新たな治療選択肢を示すうえで意義のある結果であるとしています。

慢性前立腺炎の現状と治療における課題

慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群は、会陰部や下腹部の痛み、排尿時の不快感などが続く疾患です。海外の疫学レビューによると前立腺炎関連症状を有する男性の割合は全体の8.2%と報告されており、その頻度は虚血性心疾患や糖尿病と同程度とされています。

一方で、強い症状があっても検査で明らかな異常が見つからないケースが多く、病態も複雑なため、すべての患者に有効な単一の治療法は確立されていません。

低強度体外衝撃波治療は、2025年に発表された米国泌尿器科学会(AUA)の男性慢性骨盤痛ガイドラインで治療選択肢として位置づけられています(Moderate Recommendation、Evidence Level Grade A)。ただし、日本人患者、特に難治例に対する実臨床データはほとんど存在していませんでした(大阪梅田 紳士クリニック調べ、2026年10月3日時点)。

今回の研究は19例を対象とした単施設・後ろ向き観察研究であり、同院では今後さらに大規模な検証が必要としつつも、国内における治療選択肢を検討するうえで重要な知見になるとしています。

論文情報およびクリニック概要

発表された論文の詳細は以下の通りです。

  • 論文タイトル:Low-intensity extracorporeal shockwave therapy for chronic prostatitis/chronic pelvic pain syndrome: a retrospective single-center observational study in Japan
  • 掲載誌:Translational Andrology and Urology
  • 論文種別:Original Article
  • DOI:https://doi.org/10.21037/tau-2026-0381

大阪梅田 紳士クリニックの概要は以下の通りです。

  • 医療機関名:医療法人奏仁会 大阪梅田 紳士クリニック
  • 所在地:〒530-0012 大阪市北区芝田2-1-18 西阪急ビルB1F
  • Web:https://gents-clinic.com/

本記事は大阪梅田 紳士クリニックの発表をもとに作成しました。

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