3人制バスケ宇都宮オープナーでMIAMI初優勝

2024年4月26日から28日にかけて、3人制バスケットボール「3×3」のクラブチーム世界一決定戦「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2024」が宇都宮二荒山神社参道及びバンバ市民広場で開催された。この大会は、3×3世界最高峰の戦いとして知られ、2022年・2023年に引き続き、シーズン開幕戦「Opener」として宇都宮市で行われた。

大会には、昨年優勝のUB(セルビア)や、パリ2024オリンピック出場権を獲得しているMIAMI(アメリカ)、オランダ代表が中心となっているAMSTERDAMなど、世界の強豪チームが一堂に会した。また、開催都市枠として地元宇都宮を背負う「UTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)」も参戦した。

決勝戦は、昨年王者のUBと、元NBA選手のジマー・フレデッテ擁するMIAMIの対戦となった。序盤はUBがリードを奪うも、MIAMIがジマーを中心に猛攻撃を仕掛け、逆転に成功。最後はジマーのビッグショットでMIAMIが20-21でKO勝利を収め、UTSUNOMIYA OPENERの初優勝を飾った。MVPは、得点でチームを常に牽引したジマー・フレデッテが受賞した。

大会期間中は、JR宇都宮駅東口の「宮みらいライトヒル」「ライトキューブ宇都宮」でも3×3関連イベントが同時開催された。2025年から2028年までのFIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener開催決定に関する調印式や、U-12世代を対象とした「3×3 Jr CUP」、「WOMEN’S CHALLENGE presented by 3×3.EXE PREMIER」など、様々な関連イベントが行われ、宇都宮の街全体が3×3で盛り上がりを見せた。

開催都市枠として出場したUTSUNOMIYAは、決勝トーナメントに進出し、過去最高の6位で大会を締めくくった。チームリーダーの齊藤洋介選手は、「この結果で自信がなくなることはない。今の戦い方を積み重ねていくことで自分たちのチームも次のステップに進めると思う」とコメントし、今後の活躍に期待が高まる。

3日間で延べ約8万人の来場者が訪れたこの大会は、2025年以降も宇都宮市での開催が正式決定しており、ますます注目度が高まっている。