株式会社Smartpayは、クラウド決済統合プラットフォームを提供するGr4vy, Inc.と連携し、日本企業として初めて国際的な決済オーケストレーションプラットフォームに対応したと発表した。これにより、Gr4vyを利用するEC事業者は、プラットフォーム上からSmartpayを決済オプションに容易に追加し、ユーザーに提供できるようになった。

Gr4vyは、カリフォルニア州を拠点とし、ノーコードの決済オーケストレーションプラットフォームを提供している。EC事業者は、Gr4vyを導入することで、100種類以上の決済手段を自由に組み合わせ、商品や国籍などの変数に応じて表示する決済手段をパーソナライズできる。これにより、最終的なコンバージョン率を高めることが可能だ。

Smartpayは、日本初の手数料無料の後払いサービスを提供しており、ユーザーは分割手数料や利息の負担なく、3回の均等分割払いを利用できる。また、クレジットカードと銀行口座（即時引き落とし）の2種類から支払い方法を選択可能だ。Smartpayの利用により、EC事業者はカゴ落ち防止や購入単価の向上、不正決済リスクに対する工数削減などのメリットを得ることができる。

Smartpayは、生活者の日々の支出管理およびファイナンシャル・ウェルビーイングの向上を目的としたフィンテック企業であり、利息や手数料が一切かからないオールインワン型の支払い体験を実現するBNPL型支払いソリューションを提供している。一方、Gr4vyは、決済エコシステムの構築と管理の複雑さを解消するクラウドベースの決済プラットフォームで、加盟店は顧客の決済体験をパーソナライズし、様々なプロセスを管理することが可能だ。

今回の連携により、日本のEC事業者がGr4vyの管理画面上でチェックを入れるだけで、Smartpayを容易に導入し、ユーザーに対して支払い時の利息・手数料ゼロの3分割の決済機能を提供できるようになった。これは、日本のEC市場における決済オプションの多様化と、ユーザーの利便性向上に寄与すると期待される。