シャープが介護向けAIトレーナーの実証を特養フロース東糀谷で開始
シャープは、AIとテレビの大画面を活用して介護現場での機能訓練に関わる業務を支援する「介護向けAIトレーナー」の実証を、社会福祉法人善光会の特別養護老人ホーム「フロース東糀谷(ひがしこうじや)」(東京都大田区)で開始しました。実証期間は10月5日(月)から11月1日(日)までです。介護テクノロジーの実証に知見を有する株式会社善光総合研究所の協力のもと、スタッフの業務負担軽減効果や利用者の取り組みやすさ、運用面での有用性などを検証します。
人手不足が続く介護現場での業務負担軽減が目的
介護現場では人手不足が続いており、施設利用者の自立支援や身体機能の維持を目的とした機能訓練において、状態確認や計画策定、訓練の実施、記録・書類作成といった多岐にわたる業務の負担軽減が課題となっています。
シャープは本年3月に「介護向けAIトレーナー」を開発しており、今回の実証で得られた知見を活かして実用化に向けた検討を進める方針です。
「介護向けAIトレーナー」は、利用者がテレビ画面の案内に沿って身体を動かすと、テレビに接続したカメラが姿勢や動作などの情報を取得します。

AIが取得情報を分析し、利用者の身体機能に応じた運動内容や頻度、時間などを示した機能訓練計画書を作成します。分析結果や訓練計画は介護ソフトに自動反映され、スタッフはパソコンやタブレットから確認・編集が可能です。利用者は計画に基づき、テレビ上のAIキャラクターのガイダンスに沿って理学療法士監修の運動プログラムによる機能訓練を実施します。

実証実験の手順と検証項目
今回の実証は「フロース東糀谷」の施設利用者を対象に実施されます。期間の前半は従来の方法で行い、後半は「介護向けAIトレーナー」を用いて、機能訓練計画書の作成から訓練の実施、記録・評価までの一連の業務を行います。
前半と後半で業務に要する時間を比較するほか、AIによる分析結果や訓練内容についてスタッフおよび利用者へのアンケートやヒアリングを実施します。計画や評価にあたっては善光総合研究所の助言を受けながら進められます。
協力企業の概要
本実証に協力する株式会社善光総合研究所の概要は以下の通りです。
- 社名:株式会社善光総合研究所
- 本社:東京都港区
- 代表取締役社長:宮本 隆史
本記事はシャープの発表をもとに作成しました。
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