Dellows News

Layer8のAI研究用アカウントがHackerOneのVDP部門で世界1位

株式会社Layer8は、自社開発の自律型AIエージェント「Trident」を活用する研究用アカウント「l8_trident」が、脆弱性報告プラットフォーム「HackerOne」の2026年第3四半期(7月1日~9月30日)におけるVDP部門で世界1位を獲得したと発表しました。

同社はこの研究開発で培った技術を、Webアプリケーション・API向けペネトレーションテストサービス「Layer8 Trident」に活用しています。AIによる探索・検証とセキュリティエンジニアによる再現確認・報告を組み合わせ、不正アクセスや情報漏えいにつながる問題の把握と修正を支援します。

実環境で50プログラム・計568件のレポートがトリアージ

VDP(Vulnerability Disclosure Program/脆弱性開示プログラム)は、企業や組織が定めた対象範囲やルールの下で、外部の研究者から脆弱性の報告を受け付ける仕組みです。同社は各プログラムのポリシーに従い、Tridentを活用した探索・検証と、人による確認・報告を行ってきました。

対象期間中に提出先が報告内容を確認し、脆弱性として対応を進める段階を指す「トリアージ」に至ったレポートは、50プログラム・計568件を記録しました。

攻撃の成立条件と影響を検証する自律型AI「Trident」

Tridentは、Webアプリケーションの脆弱性を自律的に探索し、攻撃が成立する条件と影響を検証するAIエージェントです。画面操作や通信の応答からシステムの挙動を把握し、結果に応じて次の検証を進める仕組みを備えています。

認証やアクセス権限の不備、業務処理の仕組みに起因する問題に加え、複数の脆弱性を組み合わせて成立する攻撃も検証対象としています。単に個々の問題を列挙するだけでなく、どのような条件で不正アクセスや情報漏えいにつながるかを確認します。同社は2025年5月から本AIエージェントの研究開発を開始し、ソフトウェア開発とセキュリティの知見を持つエンジニアが探索・検証能力の改善と安全性の強化を継続しています。

AIと専門家を組み合わせたペネトレーションテストサービス

「Layer8 Trident」は、AIエージェントによる探索・検証と、セキュリティエンジニアによる再現確認・レポート作成を組み合わせたペネトレーションテストサービスです。発見された問題については、再現手順、想定される影響、修正方針を報告し、修正後の再検証にも対応します。

サービスの概要は以下の通りです。

  • 対象:Webアプリケーション・API
  • 提供形態:スポット診断・月次診断
  • 主な検証対象:認証・権限制御、業務ロジック、複数の脆弱性を組み合わせた攻撃など
  • 成果物:人による再現確認を経た診断レポート(再現手順・影響・修正方針を記載)
  • 修正後の対応:合意した範囲・条件に基づく再検証
  • 料金・実施条件:対象環境・診断範囲・希望時期等を確認のうえ個別に提案

診断は事前に合意した対象範囲・実施条件に基づいて行われ、データの破壊やサービス停止を目的とした操作は行われません。システムへの影響が懸念される検証については、セキュリティエンジニアが実施の可否や方法を判断します。同社は個人情報や重要な取引を扱うWebサービスを運営する企業を中心にサービスを提供し、対応範囲と提供先を段階的に拡大していくとしています。

会社概要

東京都港区に本社を置く株式会社Layer8(代表取締役:岡本 拓将)の概要は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社Layer8(Layer8 Co., Ltd.)
  • 所在地:〒107-0061 東京都港区北青山1-3-3 三橋ビル 3階
  • 代表者:代表取締役 岡本 拓将
  • 設立:2025年11月14日
  • 事業内容:Webアプリケーション・API向けペネトレーションテストの提供および関連技術の研究開発
  • URL:https://layer8.jp/

本記事は株式会社Layer8の発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間